鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年6月16日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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ロシアとウクライナ戦争が続く中、今度は中東情勢が緊迫化、イスラエルとイランが本格的な戦争に突入する懸念が高まっている。6月13日、イスラエル軍はイラン各地にある核関連施設など100以上の標的への攻撃を行ったと発表し、ネタニヤフ首相は「イランの核濃縮プログラムの核心を攻撃した」と公表。イランの最高指導者ハメネイ師は「イスラエルは必ず報いを受けるだろう」として、報復を宣言。13日、自国に攻撃したイスラエルに対する報復として、エルサレムやテルアビブに向けて弾道ミサイルを発射した。中東での軍事衝突の拡大リスクが高まった。報復合戦の激化により、米国株は下落、一時前日終値比で886㌦安となった。
一方で金は安全資産として買われ、期近は13日に3,468㌦に、週の終値では史上最高値となる3,452.8㌦を付けた。
【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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