鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年5月26日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比178.6㌦高の3,365.8㌦で引けた。スポット市場では前週の陰線丸坊主を包み込む大陽線丸坊主線が出現したものの、期近日足ベースでは上値抵抗線に跳ね返される可能性もあり、まだ調整を脱し、強気転換したとは言い切れない。
ただ、ここまでの期近の安値は15日に付けた3,123.3㌦。これは先々週、述べた目標に到達した。即ち、「以上の昨今のパターンからドルが反発の時間に入ったとしても金の調整は10%程度で収まるのではないかと予想される。昨年後半のドル指数の上昇は10%でり、その間、金の最大下落幅は9.1%であった。もしドル指数が直近安値から10%程度反騰すれば、107.70近辺をテスト、その間、金は10%下落してもおかしくない。
その目標値は3,150㌦前後になろうか。これは実際、ドルが反騰局面に入ったときに考えられる金の調整の範囲である。以上はドルの下げの日柄や下値価格から割り出した現時点での金の調整とその下値目標値となる」。
【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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