ドル円の現状分析「下落トレンドは継続しているが勢いは低下している」 2018年3月4日
2018年3月4日 ドル円 月足
現在のドル円相場は、2012年から始まった上昇相場の後の調整局面にある。更に、2016年後半の上昇相場の調整局面でもある。
2016年の高値安値にフィボナッチリトレースメントを適用すると、現在は61.8%戻しを達成しており、78.6%戻しをうかがう勢いもある。ボリンジャーバンドは収縮傾向なので、その辺が調整の着地点と見ることもできる。
しかし、波動で考えると、2015年の最高値を起点にABC調整波動が形成中で、現在はC波伸長中と見ることもできる。この場合、C波の終点は2016年安値を下回ることもある。他の波動としては、2015年高値を起点としたABCDE5波動でペナント形成もあり得る。この場合は現状の波動が78.6%で折り返すことになる。
MACDとボリンジャーバンドは方向感はない。
2015年3月4日 ドル円 週足
週足では、ボリンジャーバンドが上下に開いており、今年に入ってからの下落が勢いづいていることが分かる。MACDとOsMAも下向きに増加中でこの傾向を裏付けている。
最新のロウソク足で安値は更新したが、終値は2本前のローソク足安値を更新しておらず、強い下落とは言い切れない。ただ、ボリンジャーバンドとMACDは強い下落の始まりと読むこともできる。
過去相場を見ればわかるが、円安に進むときは陽線が連続した綺麗な相場ができる傾向にあるが、円高方向に相場が進むときは、下げては戻し、下げては戻しで相場が進む傾向にあるので、判断が難しい。
2015年3月4日 ドル円 日足
2本の移動平均線と相場との関係を見ればわかると通り下落トレンドが継続しているが、週足でも指摘したように、安値は更新したものの、終値は前回安値より上で引けており、下落の勢いは低下しているといえる。
MACDも前回のボトムよりは浅いところにあり、これも下落の勢い低下を示している。また、次に形成されるボトムでダイバージェンスとなる可能性が高い。ただ、もし、そうなったとしても、その時点で下落終了となるとは言い切れない。MACD自体がマイナス側の深いところにあるので、もう一度、安値を更新して2度目のMACDダイバージェンスとなる可能性を考慮しなければならないためだ。
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この記事は、ブログ「観て自在に張ると相場は打ち出の小づちになる」から一部を抜粋したものです。
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