[アミダ式:ボリュームプロファイルで市場を制す] レッスン 10:デイリーオープン戦略 — 1日の始まりに隠されたサポート・レジスタンス
FX
前回のレッスンでは、各取引セッションの開始時刻を活用する「セッションオープン戦略」についてご紹介しました。
今回は、それをさらに発展させ、1日単位で最も意識される価格レベルである「デイリーオープン(Daily Open)」を活用した戦略をご紹介します。
1. デイリーオープンとは?
デイリーオープンとは、「1日が終わり、次の日が始まる価格」を指します。
FX市場では、ニューヨーク市場のクローズ時間(午後5時 NY時間)が、実質的なデイリーオープンとして扱われています。
この価格は、多くのトレーダーが新しいポジションを取り始める起点として強く意識しており、市場心理の転換点となることが多いです。
2. デイリーオープンを使ったサポート・レジスタンスの見極め方
デイリーオープン後、価格が上昇した場合:そのオープン価格はサポートラインとして機能する可能性が高い
デイリーオープン後、価格が下落した場合:そのオープン価格はレジスタンスラインとして機能しやすい
いずれの場合も、価格がこのラインに戻ってきた際に、反発やブレイクの挙動をチェックすることが重要です。
3. 実践的な使い方と注意点
デイリーオープンを利用する際には、1〜3本程度のローソク足を観察し、その日の初動の方向性を確認します
その後、価格がデイリーオープン付近に戻ってきたタイミングで、他の戦略と組み合わせてエントリー判断を行います
なお、この戦略は単独でのトレードには使っていません。
私の場合、あくまで他の戦略(ボリュームプロファイルやプライスアクション)を補強する確認要素として活用しています。
✅ まとめ
「デイリーオープン」は、トレーダー心理がリセットされる重要なポイントであり、
サポート/レジスタンスの判断材料として非常に信頼性が高いレベルです。
次回のレッスンでは、より広い視点で市場を捉えるための「前日・前週の高値と安値を活用する戦略」について詳しく解説します。
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