[アミダ式:ボリュームプロファイルで市場を制す] レッスン4:強い拒否のパターン – 市場が「ノー」と言う瞬間
前回までの記事では、組織が静かにポジションを積み上げるレンジ相場、そして組織が本格的に動き出して強い値動きを作る「強い推進パターン」について解説しました。
しかし、組織が常に自分たちに不利な方向へ価格を進ませるわけではありません。
必要な時には、特定の価格帯を明確に拒否し、市場に介入します。
これが「強い拒否(Strong Rejection)」のパターンです。
3. 強い拒否 – 組織の防御サイン
組織が自らのポジションを守っている最も明確なサインの一つが、長いヒゲと小さな実体を持ち、最初のブレイク方向とは逆に終値を形成する「拒否のローソク足」です。
例えば、価格が急上昇した後に強く押し戻され、上ヒゲの長いピンバーが出現する場合、買い手は価格を押し上げようとしましたが、組織(または強力な売り勢力)が介入し、その価格帯を拒否したことを示しています。
逆に、相場の底で価格が急落したものの強く反発し、下ヒゲの長いローソク足が形成されれば、大口買いが市場に入ってきたと推測できます。
👉強く拒否された価格帯は、組織がポジションを守ったり、新たに構築し始めたりする重要なゾーンです。
また、ストップロスの設定や他の要素と組み合わせたエントリーポイントとして非常に注目すべきエリアでもあります。
🔍 見分け方:
ヒゲが長くて実体が小さく、頂点や底付近で出現する。
抵抗線や支持線を試した後、価格が強く押し戻される。
直後の数本のローソク足で明確な反転が確認できることが多い。
ダイバージェンスや急増する出来高を伴うこともある。
➡ このパターンは「組織がこの価格帯を拒否した」という強いサインであり、我々は組織の側に立つべきです。
今回の記事で、組織が特定の価格帯を「拒否する」仕組みと、そのパターンが潜在的な反転ポイントを示すことを理解いただけたかと思います。
正しくタイミングを捉えれば、非常に魅力的なリスクリワードでエントリーできるポイントです。
次回は、これまでの三つのパターン「レンジ相場」「強い推進」「強い拒否」を総合的に振り返り、実践的なトレード戦略を導き出します。
どうぞご期待ください。
Is it OK?