[アミダ式:ボリュームプロファイルで市場を制す] レッスン2: 組織の活動をプライスアクションから見抜く方法
トレードを続ける中で、私はある重要なことに気付きました。
それは、「過去に大口の組織が関与したゾーンを特定することの重要性」です。
これらのゾーンには大量の資金が流れ込み、市場が今後も大きく反応する可能性が高いのです。
私にとって、「組織の足跡を追う」ことは、勝率を高めるための有効な戦略の一つです。
組織の活動をプライスアクションから見抜くには、以下の3つの主なサインがあります:
レンジ相場(Sideways)
強いイニシエーション(Aggressive Initiation)
強い拒否(Strong Rejection)
1. レンジ相場 – 組織が静かにポジションを仕込むフェーズ
金融機関などの組織は、私たち個人トレーダーとは比べものにならないほどの巨額資金を運用しています。
そのため、大量に一気にエントリーしてしまうと、相場に大きな影響を与え、自分たちにとって不利な価格を生んでしまうことになります。
それを避けるために、彼らは注文を分割し、時間をかけて静かにポジションを構築します。
そして、それを最も効率よく行えるのが、値動きの少ないレンジ相場なのです。
私はチャート分析の際、まずこの「レンジゾーン」に注目します。
ここは組織が“身を隠し”、その後の大きな値動きに向けて準備をしている場所だからです。
💡ワンポイント:
Volume Profile(出来高プロファイル)を表示させると、レンジゾーンに出来高が集中していることがよくあります。
これは、そこで大量のポジションが積み上げられたことを示しています。
📌 どの時間足でもこのロジックは有効です(1分足~週足まで)。
🔍 レンジ相場の見分け方:
価格が狭い範囲で動き、明確なトレンドがない
小さい実体のローソク足が続き、上下にヒゲがある
出来高が安定している、または異常に多い(出来高を使う場合)
複数本のローソク足で長く続くが、はっきりと抜けることがない
➡ これはまさに組織が静かに仕込みをしている兆候です。
焦ってエントリーするのではなく、「ブレイク時の値動きの反応」をよく観察することが大切です。
✅ 結びに
以上、今回は「レンジ相場(Sideways)」について解説しました。
ここは組織が静かにポジションを仕込む重要なエリアであり、早期に発見できれば、次に来るブレイクアウトのチャンスを捉えることができます。
次回は、組織が本格的に市場を動かし始める「強いイニシエーション(Aggressive Initiation)」について詳しく見ていきます。
どうぞお楽しみに。
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