ドル円の現状分析「向こう3ヶ月も調整継続か」 2018年7月1日
2018年7月1日 ドル円 月足
現在の相場は、2012年から2015年の上昇相場に対する調整相場であることに変わりはない。
上下のトレンドラインが効いており、チャートパターンとしてはペナント形成中である。5波のペナントとすると、現在はD波と考えられる。向こう3か月間は狭いレンジの中で、D波からE波形成が進行し、秋から冬になれば、ペナント形成は終了して次の動きに移ると考えられる。トレンド継続と考えれば、円安再開となるが、現実はそんなにシンプルにはいかないような気もする。
ボリンジャーバンド、MACDともトレンド性はない。
2018年7月1日 ドル円 週足
現在は、まだ上昇スイング(月足で言うD波)継続中と考えられるが、水色フィボナッチリトレースメント61.8%から111円ラウンドナンバーが上値抵抗となっており、仮に112円を目指しても上のトレンドライン手前で止まってしまうのではないか。当面、相場の動けるレンジは、107円から111円半ばぐらいと見る。
ボリンジャーバンドを見ても縮小方向のレンジであることが分かる。
別なテクニカルによるチャートも見てみる。
同じく週足である。
メインチャートは、一目均衡表とボリンジャーバンド。ボリンジャーバンドの設定は以下の通り。
一目均衡表に重ねて使うために、期間52のバンドを先行させ、かつ、適用価格も高値安値の半値にしている。先行スパン2を単純移動平均に変更し、バンドを加えたものである。
サブチャートはRSI(13)にボリンジャーバンドを重ねたもの。ボリンジャーバンドの設定は次の通り。
短期(13週)の相場分析ができる。バンドのプラス側を買い優勢、マイナス側を売り優勢と考える。
前置きが長くなったが、チャートをみると、今年初めにロウソク足が陰転した後、バンドの‐2σで反転して、それ以降、-2σラインと雲の間で相場が推移しているのが分かる。この推移はしばらく続くと考えるのが自然な感じがする。相場がこの領域を出れば、新しい動きが始まったと考えることができる。
RSIを見ると、現在バンドのプラス側にいて買い優勢と考えることができるが、バンドは縮小方向で勢いはないと判断できる。
通常、RSIでは50を境にして売り買いを判断するが、このバンドを重ねる方式では、売り買いの切り替わりを速く判定できる利点がある。また、バンドの形状から相場の勢いを読み取ることもできる。
↓上記チャートで使用しているMACDです。
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この記事は、ブログ「観て自在に張ると相場は打ち出の小づちになる」から一部を抜粋したものです。
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