Smart Order

「Smart Order」の紹介

機能一覧

半裁量EA「Smart Order」（以後、本ツールと呼ぶ）に搭載されている機能は以下の通りです。

次章から、機能それぞれについて詳細を解説します。

追加注文自動設定機能

ナンピン

ナンピンとは、エントリーポジションが含み損になった時に、「有利な価格」で追加注文を行うことで、取得単価を平均化して、損益を改善するエントリー方法です。

ナンピンは裁量トレードではよく行うポジション管理手法です。

このような「ナンピンエントリー」は通常、ポジションごとに「指値」の注文を設定する必要があり面倒です。

本ツールでは、初期エントリーポジションが約定すると、自動で「一定の値幅」で、「指定した本数」、「指定したロット倍率」で指値注文が設定できるので、注文がスムーズに実行できます。

ピラミッディング

ピラミッディングとは、エントリーポジションが含み益になった時に、同方向に追加注文を行うことで、さらに利益増大をねらったエントリー方法です。

「ナンピンエントリー」と同様に通常、ポジションごとに「逆指値」の注文を設定する必要があり面倒です。

このような場合でも本ツールでは、初期エントリーポジションが約定すると、自動で「一定の値幅」で、「指定した本数」、「指定したロット倍率」で逆指値注文が設定できるので、トレードが楽になります。

両建て

本ツールでは、初期ポジションと同方向（例えば、「買いポジション」をした場合の「追加の買い注文」）の設定だけでなく、逆のポジション（両建て）も設定できます。

金額・pips指定決済

金額決済

保有中のポジションが、設定した金額を超えたら利確・損切の決済を自動で行います。

これにより、ナンピンやピラミッディングしたポジションが追加された場合でも、利確と損切の値幅を限定することができ、安心してトレードできます。

pips決済

金額決済と同様、事前に設定したpipsを超えたら利確・損切の決済を自動で行います。

ただし、pipsについてはロットを考慮していない「ポジションごとの損益pips」の合計になります。このためロットが大きいものでも小さいものでも「pips」は同等に扱われます。

ワンクリック注文＆一括決済

EAを設定しているチャートの通貨ペアで保有しているポジションをワンクリックで手動決済する機能です。

「買い」のみ決済や「売り」のみの決済にも対応しています。

保有ポジション損益の表示

保有ポジションの損益を表示する機能も付いているので、複数の通貨ペアを同時に取引している場合でも「当該通貨ペア」の損益のみを確認しながら決済できます。

通貨ペアのスプレッド・スワップコスト表示

EAを設定しているチャートの通貨ペアのスプレッドやスプレッドによる損益、スワップも一目で確認できます。

これにより、取引にかかるコストを毎回計算する必要がなく、瞬時に把握してトレードできます。

半裁量EA使用時の注意点

ツールが設定されている「チャートの現通貨ペア」のみが対象

本ツールは、「EAをセットしているチャートの通貨ペア」のみが対象です。

例えば、EAを「ドル円」のチャートに設定した場合は、ドル円のポジションのエントリーや損益計算を行い、その他の通貨ペアでエントリーしても追加注文などは行われません。

パソコンが起動していないとEAは作動しない

EAは、セットしたパソコンが起動しているときのみ作動します。

パソコンをずっと起動しっぱなしにするのが難しい方は、「VPS」を利用してパソコン消してもEAを作動させる方法もありますので、VPSの導入を検討してみてください。

設定した金額ピッタリでは決済できないこともある

価格は常に変動しており、トレード環境によって注文や約定が遅れることがあります。このため、設定した利確や損切の値段と実際の約定に「ずれ」が発生します。

この利確や損切がずれる原因を特定することは難しいです。パソコンのスペックやネット環境が完璧な環境でトレードしても、「FXブローカーの約定力」によってもずれる（スリッページ）こともあります。

本ツールを使用した取引による損失などはご使用者様の責任となります。ご自身の判断で使用してください。当方は一切の責任を負いませんのでご了承ください。

DLLの使用許可が必須

本ツールはDLLの使用許可がないと動作しません。

許可はEAをチャートのセットしたときに表示される設定画面で簡単にできます。

毎回DLLの設定をするのが面倒な方は、設定で常に許可することができます。

半裁量EAの設定と特徴

本ツールは、チャート上で自由に動かせたり、最小化できるなどトレーダーにとって使いやすいように設計しております。

設定可能な項目は以下の通りです。