ABCD5インディケーターとは?
ABCD5インディケーターは、下の図のようなABCDの形でローソク足が移動平均線を跨いで押し目を作り高値更新する可能性がある局面のときに、C地点での押し目買いからD地点での決済までをサポートするインディケーターです。(戻り売りも同様にサポート)
A:下向きの移動平均線で頭を押さえながらオーバーシュートして下落した地点(A→Bを待つ地点)
B:下向きの移動平均線を上抜きオーバーシュートして上昇した地点(B→Cを待つ地点)
C:上向きに転じた移動平均線付近まで戻してローソク足をサポートする地点(押し目買い(C→D)を検討する地点)
D:B高値を上抜き上昇トレンドを形成した地点(利益確定を検討する地点)
(下の図はAB=CDのFE=100%(≒点線のBoxの上辺)付近まで上昇したタイミング)
下のは詰め込みすぎですが、最大で5つの波に対応する5本の移動平均線の同時表示が可能で、それぞれABCDのどの地点が他のABCDのどの地点と対応しているかを出来るだけリアルタイムに把握可能な画面構成を意識しています。
(それぞれの色に対応する移動平均線のC地点(矢印の箇所)でエントリーして対応する色のTP-Zone(利益確定ゾーン)以降で利益確定するトレードをひたすらサポートする形です。進行中の複数の波の大きさのABCDの各地点を同時に描画することで、どの大きさの波のどの地点が他の大きさの波のどの地点に対応しているかを把握可能です)
<主な機能>
●5本の移動平均線(MA)を表示
●ローソク足が移動平均線を跨ぎABCDの形を作る可能性がある場面を監視し、AB発生からABCD完成まで状態変化を通知
●C地点にABCDの状態と主な対応例を描画
●C地点にBC/ABのフィボナッチ・リトレースメント(FR)の数値をリアルタイムに描画
●C→DでB地点を超えたときにTP-Zone(利益確定ゾーン)をB~FE=100%の位置に描画し、フィボナッチ・エクステンションとCD/BCの数値をリアルタイムにC地点に描画
●進行中の大中小の5つの波のABCDの各地点を同時に描画し、大きな波のC地点が小さな波のA地点になっていたり、小さな波のD地点が大きな波のC地点になっていたり、上昇ABCDのD地点が下降ABCDのA地点になっている関係をリアルタイムに描画
●高値更新や安値更新していない高値や安値を○で描画し、高値や安値を更新した高値や安値を●で描画する方式にすることで、移動平均線を跨がないV字反転やトレンド形成の押し目を○で把握可能にし、利益確定ポイントの目安を●で把握可能
●各ABCD状態変化を通知する機能(Alert、サウンド(音)、Send Notify)
●MT4起動前のイベントもイベント発生時のローソク足の日時とともにAlertに通知可能にして、大中小5つの波の大きさ毎にインデントをつけてAlert表示することで大中小の波の関係を時系列に把握可能
●ABCD完成したFE,FR,CD/BCの値を最新のものだけでなく過去のC地点にも全て描画可能
●AB,BC,CD間の線を描画する機能
<ドル円(月足)チャートで1つの波を使いABCD5インディケーターの動きを説明>
まずは、どのように動くインディケーターなのかを把握して頂けるように、ドル円(月足)チャートで1つの波を使い動かしてみます。
・下のチャートのように、下向きの移動平均線で頭を押さえてオーバーシュートして下落したA地点から、下向きの移動平均線をローソク足が上抜き、オーバーシュートして上昇したタイミングでAとBが描画されます。
(このタイミングはこの大きさの波としては基本的に待ち状態です。このABのオーバーシュートでの上昇が何処まで続くかわかりませんが、オーバーシュートが終わり、上向きに転じる移動平均線への対応する大きさの波での戻しが始まるタイミングでC地点が描画され通知されるので、基本的には何もせずにC地点発生の通知を待つ形になります。)
(参考)このABでのオーバーシュートでの上昇をより小さい大きさの波で見ると上昇ABCDの形を確認出来るケースがありますが、ここでは話が複雑になるので省略します。
●その後、上向きに転じる移動平均線への指定したサイズの大きさの波で戻しが始まったタイミングでC地点の描画が開始されます。
(B地点を上抜ける前のC地点ではフィボナッチ・リトレースメント=FR=(BC/AC)をリアルタイムに描画します。そして移動平均線との位置関係に基づき状態変化も通知します。ここでは移動平均線(MA)への戻しが始まりMAタッチ待ちであることが分かります。移動平均線にタッチせずに押し目を作り上昇するケースもあるので、トレーダーによっては押し目買い検討を開始するポイントでもあります。C地点の位置は下落するごとに下にずれる(移動する)ので注意してください。そして移動平均線にタッチしたり下抜けするとその都度状態変化を通知します。)
●その後、移動平均線にタッチしたタイミングで、戻し中に移動平均線(MA)にタッチしたので買い(Buy)エントリーを検討して欲しいという旨のメッセージが描画されます。通知機能でアラートやユーザーがカスタマイズ可能なサウンドを鳴らしたり、スマートフォンのMT4へ通知(Notify)を送ったりすることも出来ます。
(どのようなタイミングでエントリーするかはトレーダー毎に自由なのですが、このABCD5インディケーターでは上向きに転じたMAでサポートする付近での買い(Buy)エントリーしてB地点を上抜いたD地点以降で決済するトレードを想定したメッセージを通知しています。)
●その後、ローソク足実体(終値)が移動平均線を下抜けたタイミングで移動平均線を下抜けたので撤退も検討が必要な旨のメッセージと、場合によってはB高値を上抜けしてABCDが完成するケースも想定した悩ましい状況であるメッセージを描画しています。
(上向きに転じた移動平均線でサポートするところでエントリーして、ローソク足がB高値を上抜ける値動きを狙うトレーダーは、ローソク足が移動平均線を下抜けると、移動平均線に下からタッチ付近で撤退したり、逆向きのC地点でドテンしたり、A地点で撤退したり、移動平均線が上向きでフィボナッチ・リトレースメントの数値も適切なのでそのまま保持したり、トレーダー毎に自由な考えや戦略でトレード手順を設計出来る腕の見せ所となるポイントだと考えています。)
●その後、B高値を上抜けて上昇トレンドが形成されABCDが完成したチャートです
(TP-Zoneは利益確定ゾーンを意味していて、B地点からAB=CDのFE=100%となる地点のBoxを点線で描いています。Boxの上辺付近やさらに上まで伸ばせたら嬉しいですが、B地点に到達したら直ぐに反転するケースも多く、利益確定漏れがないように注意が必要だと考えます。もし相場にこの移動平均線を使うトレーダーしかいない場合、C地点で買い(Buy)エントリーしたトレーダー全員が利益確定するとC地点まで戻るというイメージは持っていた方が良いと考えます。C地点まで戻ると今までロックされて使えなかった証拠金がフル状態に戻るので、多くのトレーダーは証拠金があり何もポジションを保有していない状態だと、C地点から売り(Sell)ポジションを作りたくなるトレーダーが出てきてしまい、全員が売りポジションを作るとCDと同じ値幅下落、もしくは買いの利益確定で証拠金の額が増えている場合にはもっと下落してしまう可能性もあるので、TP-Zoneでの利益確定漏れには注意が必要だと考えます。)
●その後、AB=CDのFE=100%まで上昇したタイミングです。
(B地点を上抜けてD地点が作られた以降は、C地点でフィボナッチ・エクステンション(FE)、フィボナッチ・リトレースメント(FR)、CD/BCの比率をリアルタイムに描画して利益確定の参考になるようにしています。)
●その後、現在(2025/6/11)のドル円(月足)チャートです
(FE=124.8%、CD/BC=233.9%の地点まで上昇後、移動平均線の上ゾーンとTP-Zoneの下辺(B地点)よりも上ゾーンをキープしている様子を確認出来ます。D地点まで到達後は、全てのトレーダーが利益確定していつC地点まで戻ってきても不思議ではないのですが、上向きの移動平均線よりも上でローソク足をサポートしている限りは上昇を継続する可能性があります。ただしC地点と異なり上向きの移動平均線でサポートせずに下抜けしてC地点やさらに下まで下落する可能性も高い点に注意が必要だとも思います。全体的な流れで上昇傾向が大きい場合でも、上昇ABCD完成した移動平均線は役目を完了して一旦下抜け後、一段階大きな移動平均線のC地点まで落ちて一段階大きな上昇ABCDで上昇という値動きの繰り返しが基本だと考えています。)
<2つの波を同時に表示した例>
●次に現在のチャートを2つの波の移動平均線で描画してみます
(もし緑③のC地点で押し目買い(Buy)をして、TP-Zoneの上辺(FE=100%)付近で決済した場合でも、青①のC地点で再度押し目買い(Buy)すると、青①のTP-Zone内で利益確定出来る値動きだったことが確認出来ます。青①は下降ABCDのABが進行中であるため上昇ABCDのC地点のFE,FRなどの情報は描画されていませんがパラメーター設定でFE,FRの描画が可能であり、確認するとFE=68.4%,FR=48.7%,CD/BC=140.5%でした。また、最高値の緑③高値が青①上昇ABCDと緑③上昇ABCDのD地点でありながら、青①下降ABCDのA地点である様子も確認出来ます。C地点で押し目買い(Buy)したトレーダーがD地点で全員利益確定するとC地点まで下落してしまうケースは万が一そのような値動きになった場合でも慌てないように常に想定しておいた方が良いと考えます。)
(参考)今回青①は20SMA、緑③は100SMAの波の大きさ(初期設定値)なのですが、下のチャートでは緑③のABの部分とCDの部分が青①20SMAに乗って上昇する形であることを確認出来ます
<Alert表示の例>
●上のチャートの時に、どのように状態変化してイベントが通知されるかを把握可能な仕組みとして、MT4起動後に発生したイベントだけでなく起動前のイベントもアラートに表示する機能をサポートしています。
(下の表示例では青①と緑③の2つだけの例ですが、状態変化のイベントがどの日時のローソク足で発生したかと状態の変化内容を、5種類の波の階層構造も分かる表示形式で表示にしています。5種類の波の大きさ(標準は5/13/25/50/100で20/52/100/200/400SMAに対応)はパラメーターで自由に変更可能なので、普段自分が使っている波の大きさをパラメーターで指定して使えば、それぞれがどのようなタイミングでどのように関係しているかの把握などに役立つと思います。)
<5つの波を同時表示した例>
●最後に、4時間足で大中小5つの波のABCDを描画し縮小表示したチャートです。
(矢印の箇所がC地点で、対応する色のTP-Zoneが利益確定ゾーンのB地点の位置です。波の大きさは青5/赤13/緑25/灰色50/黄色100のデフォルトを使いましたが、5/13/34/89/0や、10/20/40/80/160、7/20/55/0/0など移動平均線の期間を4で割った値をパラメーターに指定するだけで、自分好みの波の大きさのチャートを簡単に作れるので一度試していただけたらと思います。また、今回は見辛くなるので描画していませんが、パラメーターを変更すれば過去の全ての矢印のC地点のFE,FRなどの数値を描画可能です。FEの数値は逆向きのABが発生するまでは5種類全ての波のABCDの値動きを追従して計測しています)
ABCD5のパラメーター一覧
●パラメーターを何も変更せずに初期設定のままでも利用可能ですが、パラメーターを変更することで自分好みにカスタマイズ出来ます
●カスタマイズした自分好みの設定は、[保存]ボタンで名前を付けて保存しておくと、次回以降に[読み込み]ボタンでその設定を一瞬で読み込むことが出来るので便利です。テンプレートで保存する方法もお勧めです。
( nBars1~5の値は2倍や4倍の関係で大きくすると、例えば上位足の青①の波は下位足の緑③の波に対応してさらに下位の足の黄⑤に対応するなど上位足と下位足のチャートの対応が取り易くお勧めですが小さな波がNの形で上位の波を作る構造を捉えるのが若干難しい場合もあるのが欠点です。2.5倍や2.618倍や3倍に広めることで小さな大きさの波がNの形で大きな波を作る構造を捉えやすくなりますが、個人的には上位足と下位足のチャートの波の大きさの対応を取るのが難しく頭が混乱してしまい迷子になってしまうので1枚のチャートのみ使用する場合など適材適所で利用するようにしています。
<表示例1(ABCD完成した全てのFE,FR,CD/BC値を描画)>
2025/6/12午前10:50のドル円(1分足)チャートで5つの波のABCD完成したFE,FR,CD/BC値を描画した例です。大中小の波の大きさは初期設定の青5/赤13/緑25/灰色50/黄色100の青20/赤52/緑100/灰色200/黄色400SMAに対応するABCDの例ですが、数多くのC地点と対応する利益確定ゾーンが描画されています。もし、あなたがこの1分足チャートでトレードした場合、何処でエントリーして何処にS/LやT/Pを置き、何処で決済やドテンするでしょう?また、より最適なチャートにするために大中小の波の大きさの数値にどのような値を設定するでしょう?
<バージョンアップ>
1.1 (2025/06/12)
初回出荷版です。
1.2 (2025/06/12)
オブジェクトを隠し(HIDDEN)属性で作成するように統一した
<利用規約>
├ taro_ABCD5_xxxx.ex4
転売などは禁止させて頂きます。
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