サイン描画機能
SMA25 > SMA75
と記述すれば、単純移動平均線のゴールデンクロスで買いサインが出現します。
他にも幾つか例を挙げます。
EMA21 < C
(指数平滑移動平均線の期間21の値を、終値が上回る)
RSI14 < 30
(RSIの期間14の値が、30未満)
BB20-2.0 > L
(ボリンジャーバンドの-2σの値を、安値が下回る)
MAX(H+1+30) < H
(1本前の足から過去30本分の高値の最大値を、今回の高値が上回る)
説明動画
決済・分析機能
SL"20pips" EP - PT200
TP"40pips" EP + PT400
TP"RR=1:1" RR1
と記述すれば、エントリー価格から-20Pipsで損切り。
利益確定(TP)の記述が2つあり、エントリー価格から+40Pips、リスクリワード比が1:1で利益確定とします。
分析一覧(SLとTPの組み合わせを表示。各結果に取引回数、プロフィットファクター、ドローダウン金額を表示)分析詳細(曜日・時間帯別。年月別、日別。資金推移を表示)
取引分析(サイン毎、SL・TP毎の取引を視覚的に表示)
※損切りによる損失額は、1エントリーにつき1000円としています。
説明動画
開発経緯
// ローソク足の本数分、処理を繰り返す
for(int i = 0; i < Bars - 1; i++)
{
if(iRSI(NULL,0,14,PRICE_CLOSE,i) < 30) // 現在の足のRSIの値が30未満
{
if(iRSI(NULL,0,14,PRICE_CLOSE,i+1) >= 30) // 1つ前の足のRSIの値が30以上
{
// 条件を満たした場合、買いシグナルを描画する処理を記述
}
}
}
上記は買いサインのみであり、売りサインを追加する場合も同様に記述が必要です。
しかし、開発するにはプログラミングを学ぶ必要があるので、誰でも簡単とは言えないものがあります。
『EAつくーる』や『インジケーターつくーる』では、直感的に画面を操作して、簡単に設定が可能です。
・現在の足のRSIの期間14の値<30
かつ
・1つ前の足のRSIの期間14の値≧30
上記2つを設定すれば、プログラムを組むことなく再現できます。
ツールを用いて生成したプログラムは、チャート上に反映させなければ確認できません。
そのため、ロジック作成⇒チャート上で確認までにいくらかの手順が発生します。
私は、より少ない手順でチャートへ反映させるにはどうすればいいかを考えました。
プログラミングができなくても、Excelの基本的な関数なら理解できる方もいるでしょう。
セルに式を記述することで様々な操作が可能です。
チャートもローソク足ごとに情報を持っています。それを式で活用することにしました。
式を記述するファイルを開き、ファイルを保存するたびに記述した内容でサインが描画されます。
売りサインは、買いサインの式を基に自動で生成させています。
買い「RSI14 < 30」とした場合、売り「RSI14 > 70」と自動で変換されます。
そのため、買いサインのみ記述すれば良いことになります。
※買い⇒売りへのサイン変換は、式によっては想定する動作にならない可能性があります
連続してサインが出現する条件の場合、左端の1つだけサインを表示することで
1つ前の足と現在の足の値を比較する式を記述しなくても動作するようにしました。
そのため、「RSI14 < 30」の1行で完結します。
私がサインを表示して知りたいことは、そのサイン通りにエントリーした場合の成績です。
そこで、サインに沿って疑似的に売買した結果を表示させることにしました。
これらをなぜEA(自動売買)ではなくインジケーターで実装したか、以下に理由を記載します。
・EAやインジケーターであっても、パラメータの変更、もしくはソースコードの値を変更してコンパイル⇒確認という流れが、やや面倒である
・EAはインジケーターとは異なり、意図した動作になっているかチャート上で確認しにくい
・EAのバックテストは、テスターで「始値のみ」を選択すれば高速実行が可能だが、足の確定で計算するため、指定した価格で決済ができない
・EAのバックテストは、複数ロジックを1度に検証できない。エントリーが一緒でも決済方法が異なれば、決済毎に実行が必要である
・EAのバックテストは、実行の度に計算した情報を破棄し、前回と全く同じ条件でも同じ計算を再度するため処理に時間が掛かる
テスターは非常に便利なのですが、現状の仕様では私の実現したいことができませんでした。
ただ、テスターが使用できないとなると、バックテストの結果さえ自前で構築しなければならなくなりました。
私が実現したかったことは
・アイデアを素早く検証して動作を確認できる
・テスターの「始値のみ」並みに高速に実行できる
・指定した価格で決済ができる
・サイン毎に複数の決済ロジックを検証できる
・極力、計算結果を破棄せずに使い回せる
など
トレードで資金を増やすために必要なことは、優位性のあるロジックを持つことです。
本質的なことや詳細は省略しますが、勝率&リスクリワード比が大きな要因になります。
当インジケーターでは便宜上、決済をSL(損切)、TP(利確)と表記していますが、
私自身は決済を、損切と途中撤退の2つに分けて考えています。
損切りの価格に到達するか、到達する前に撤退するかの2択という意味です。
目先の損失や利益に価値はなく、優位性・再現性が重要であり、
それらをシステム化するために開発を行っているということになります。
EAやインジケーターを作成できるツールは多く存在しています。
私が知る限りにおいても以下のものがあります。
EA関連
・EAつくーる
・岩ツクール
・TickTesterFX
・MT4EAエディタ
・EA生成機
・EA Builder
・EAsiTrader
インジケーター関連
・インジケーターつくーる
・岩ツクール
・MT4インジケータエディタ
当インジケーターはEAやインジケーターを生成できるものではなく、
上記のツールような多機能な仕上がりになっているわけでもありません。
インジケーター内で式を用いてサインを描画することで、
簡易ながらも様々なロジックを素早く検証する試みとなります。
仕様
設定(テキストファイルに記述することで設定可能)・デバッグ情報の表示 ・開始日時、終了日時の指定 ・バー位置による開始と終了の指定 ・足確定時にサイン更新 ・通知機能(アラート、メール、プッシュ)
演算子
+ | 加算 |
- | 減算 |
* | 乗算 |
/ | 除算 |
% | 余り |
= | 等しい |
> | 大なり |
>= | 大なりイコール |
< | 小なり |
<= | 小なりイコール |
!= | 等しくない |
<> | 等しくない |
& | AND(かつ) |
| | OR(または) |
=> | 継続条件(当足を含める) |
-> | 継続条件(当足を含めない) |
インジケーター
SMA | SMA | 単純移動平均 |
EMA | EMA | 指数移動平均 |
ATR | ATR | ATR(Average |
ICHI | Ichimoku | 一目均衡表 |
ADX | ADX | ワイルダーADX(Average |
CCI | CCI | CCI(Commodity |
WPR | WPR | ウィリアムズ%R |
RVI | RVI | RVI(Relative |
OBV | OBV | オンバランスボリューム |
BB | Bands | ボリンジャーバンド |
RSI | RSI | RSI(相対力指数) |
MACD | MACD | MACD |
STO | Stochastic | ストキャスティクス |
OSMA | OsMA | MACDヒストグラム |
SAR | SAR | パラボリックSAR |
ENV | Envelopes | エンベロープ |
FOR | Force | 勢力指数(Force |
MOM | Momentum | モメンタム |
SMMA | SMMA | 平滑移動平均 |
LWMA | LWMA | 加重移動平均 |
DEM | DeMarker | デマーカー |
BWMFI | BWMFI | ウィリアムズ市場簡素化指数(Market Facilitation Index by Bill Williams) |
MFI | MFI | マネーフローインデックス |
SDEV | StdDev | 標準偏差 |
RCI | RCI | RCI |
KCA | KeltnerChannelATR | ケルトナーチャネルATR版 |
KC | KeltnerChannel | ケルトナーチャネル |
HA | HeikenAshi | 平均足 |
PP | PivotPoint | ピボットポイント |
PSY | PsycoLogicalLine | サイコロジカルライン |
関数
ABS | 絶対値 | |
AVERAGE | 平均値 | |
COUNT | 個数 | |
CONSECUTIVE | 条件の連続一致数 | |
COUNTIF | 条件の一致数 | |
GET | 条件一致の値一覧 | |
IF | 条件分岐 | |
IN | 条件の達成数 | |
MATCH | 条件に合致した位置 | |
MAX | 最大値 | |
MIN | 最小値 | |
NOT | 真偽値反転 | |
SUM | 合計値 |
バー
BU | BodyUpper | 実体高値の価格 |
BL | BodyLower | 実体安値の価格 |
BS | BodySize | 実体サイズ(実体高値-実体安値) |
BR | BodyRatio | 実体比率(実体高値-実体安値/高値-安値) |
HLS | HighOOOSize | 高安サイズ(高値-安値) |
SUS | ShadowUpperSize | 上ヒゲサイズ |
SUR | ShadowUpperRatio | 上ヒゲ率 |
SLS | ShadowLowerSize | 下ヒゲサイズ |
SLR | ShadowLowerRatio | 下ヒゲ率 |
EP | EntryPrice | エントリー価格 |
SP | Spread | スプレッド |
WC | WhiteCandle | 陽線 |
BC | BlackCandle | 陰線 |
DAY | Day | 日 |
HOUR | Hour | 時間 |
MINUTE | Minute | 分 |
MONTH | Month | 月 |
WEEKDAY | Weekday | 曜日 |
PT | Point | ポイント |
TIME | Time | 時分 |
RR | RiskRiward | リスクリワード |
O | Open | 始値 |
H | High | 高値 |
L | Low | 安値 |
C | Close | 終値 |
V | Volume | ボリューム |
W | Wide | 価格帯 |
補足
購入特典
現在も開発を進めており、私の開発を応援していただける購入者様に向けて、購入特典を用意しました。
①気配値一覧にある通貨ペアのスプレッド値を定期取得するMT4用プログラムをお渡しします。
②気配値一覧にある通貨ペアのヒストリカルデータを定期更新するMT4用プログラムをお渡しします。
③当インジケーターの機能面における要望をDMでいただければ、1回限り私の時間を使用して 対応させていただきます。(3~8時間程度の作業時間を想定。要望の多さなどにより変動) 1度で完了できない場合においても、複数人から同じ要望があれば継続対応します。
動作関連・Web認証機能等はDDLを使用しています。「DLLの使用を許可する」をチェックしてご利用ください。 (インジケーターとMT4の2か所設定する必要があります) ・エラーにより動作しなくなった場合や表示がおかしい場合、通貨ペアや時間足を変更、もしくはMT4を再起動してリセットしてください。 ・DuranFX_○○.ex4は、MQL4\Indicators フォルダに格納してください。 ・[多機能]FX裁量補助インジケーターと併せてご利用できます。 https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/48058 Web認証で複数商品を一度に認証させる方法をマニュアルに記載しています。
制約事項・当インジケーターはサインツールであり、確定足をベースにシグナルを描画・分析するものです。 ・単発ポジションの管理を目的としており、ナンピン、マーチンゲール、両建て、分割注文/分割決済、ピラミッティング、通貨強弱には未対応で、対応予定もありません。 ・スワップ金利による損益計算は現状対応しておりません。 ・スプレッドや手数料は数値を設定できますが、指標時や時間帯に関係なく固定での扱いとなります。 ・MT4のみ動作します。MT5は未対応です。
注意事項・当インジケーターの計算結果が正確であることを保証するものではありません。 ・当インジケーターはWindowsが対象です。無料版が動作しないようであれば購入はお控えください。無料版には当インジケーターの機能はありません。 ・当インジケーターはWindows10、MT4 Build 1440にて動作確認しておりますが、全ての環境で動作を保証するものではありません。 ・当インジケーターはWeb認証を利用しているため、1口座のみ使用可能です。別口座で使用する際は、事前に口座情報をリセットしてください。 ・当インジケーターは予告なく機能、仕様の変更、または掲載の変更、中断、中止することがあります。 ・当インジケーターを利用したことによるすべての損害、損失について、いかなる責任も負いかねます。 ・事前の承諾なしに、転載、複製、転売、譲渡、その他著作権等を侵害する行為を行うことはできません。
更新履歴
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