Treasure Ticker EA GBP/USD

このエキスパートアドバイザー（EA）は、レラティブストレングスインデックス（RSI）という指標を基に取引戦略を立てるタイプの逆張り取引を行うシステムです。逆張り取引とは、一般的な市場の動向に反する方向で取引を行うことで、市場の反転点を捉えて利益を得る戦略を指します。 このEAの具体的な戦略は、RSIの値が30以下になったときに購入（買いエントリー）し、逆にRSIの値が70以上になったときに売却（売りエントリー）するというものです。RSIは市場の過熱度を表す指標であり、30以下は売られ過ぎ（過度な下落）を、70以上は買われ過ぎ（過度な上昇）を示しています。したがって、このEAは市場が過熱しすぎたときに反対の位置取りをすることで利益を狙う戦略をとっています。 さらに、この基本的なロジックに加えて、時間帯フィルターも適用されます。時間帯フィルターとは、特定の時間帯だけで取引を行う、または逆に特定の時間帯を避けて取引を行うというルールを設定することです。これにより、市場の活動性や変動性が高い時間帯、またはそれらが低い時間帯を選択して取引を行うことができ、より効率的な取引を実現することが可能となります。

取引戦略の一部として、買いエントリー（購入）について具体的な時間帯が設定されています。例えば、そのスケジュールは以下のようになります。 まず、最初のパターンでは、1時、2時、4時、5時、6時、そして23時に買いエントリーを行います。これらの時間になると、EAが自動的に市場を監視し、買いエントリーの条件が整った場合に取引を実行します。これにより、一日のうち特定の時間に限定して取引を行うことができます。 次に、別のパターンでは、1時、2時、6時、7時、8時、そして23時に買いエントリーを行います。このパターンでも同様に、設定された時間帯にEAが市場の状況をチェックし、条件が満たされた場合には取引を開始します。 これらの時間帯は、市場の動きや特定の通貨ペアの活動性、またはその他の特定の要因に基づいて選択されます。時間帯を制限することで、特定の市場環境下での取引を優先することが可能となり、結果として取引の効率性を向上させることができます。

単純にRSIの逆張り手法だけを用いても必ずしも利益を生むわけではありません。市場は日々変動するものであり、単一の指標や手法だけに依存すると、その変動に対応しきれず、利益を出せない場合もあります。 しかし、このEAはそういった問題を解決するために、時間帯によるフィルタリングを行っています。つまり、特定の時間帯に取引を限定することで、その時間帯の市場環境や取引量、価格の動きに対する理解を深め、より確実に利益を出すことを狙っています。 例えば、ある時間帯は特定の通貨ペアの動きが活発で、RSIの逆張り手法が有効に働くことが多い、といった経験則や統計データに基づいて、最適なエントリータイミングを見極めることが可能です。 このような戦略により、RSIの逆張り手法単体では利益にならない場合でも、成績の良い時間帯にエントリーすることで、全体としての取引結果をプラスにすることが可能となります。このEAは、このような複合的なロジックを用いて、市場の変動に対応しながら効率的な取引を行っています。