T&F high road

ボラの高い通貨ペアを基準に作成した長期型EAです。

使用する時間足は4時間足で一撃を大きく設定しています。

使用する通貨ペアをはUSD/JPYです。

パラメーターに関してはデフォルト値のままで使用いただけます。（変更はできるように設定しているので、自分のスタイルに合わせたトレードもできます。※4時間足のみ）

複利運用ですので、長期的に使っていただけるとこのEAの効果を実感できると思います。

リスクは小さめを強く推奨します。（長期的に使用した場合が一番効果が出るため。）

購入の際はバックテストのデータをよく見てから行ってください。

2024/12/20現在、MetaTrader5にてバックテストを行った結果

今回、メインロジックである「mult_total」「mult1」「per1」「per2」と、フィルターの「ATRperiod」「ATRprice」の６種類のパラメーターについて最適化を行った。

以下には、損益、取引数、勝率、PF、DD％など複数の項目に対して最適化を行った値を使用する。実際に稼働する際は自身でバックテストを行った上で使用することを推奨する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図-1 mult_total の最適化の結果

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図-2 mult１の最適化の結果

                                                                                     　　　　　 図-3 per1の最適化の結果

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図-4 per2の最適化の結果

                    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図-5 ATRperiodの最適化の結果

                    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図-6 ATRpriceの最適化の結果

               　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図-7　バックテストの結果の一例

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図-8 バックテストの結果

最適化結果の考察

EAの最適化における各変数の結果について図1～6を用いて考察を行う。主な目的は、ロジックの強さを評価し、フィルターではなくメインロジックの最適化に重点を置くことである。

図1：per1、per2の重み付けに関連する変数の結果

図1では、値が大きい方が結果が良くなる傾向が確認できた。この変数は per1 および per2 に対する重み付けに関係しており、値が大きくなるほど多様な組み合わせが可能になる。このことから、一定以上のパターン数を確保することでEAの特徴や強さが発揮されると考えられる。

図2：図1と関連する変数の結果

図2で使用された変数は、図1の変数と直接的な関係を持つが、特定の値に優位性があるとは言えない。今回の検証範囲内で大きな差は見られなかった。

ここから、この変数はEA全体の性能に与える影響が小さいと推測される。

図3：変数の両端値の結果

図3では、変数の値が両端で小さくなる傾向が確認できた。この結果から、中央付近の値が最適であると判断できる。

図4：値が大きくなるほど改善する傾向

図4では、値が大きいほど結果が良好であることが確認された。

図5・図6：ATRの最適化結果

図5と図6は、ATRに関連する変数の最適化結果である。ATRの period（期間）が大きくなるほど値が滑らかになり、特定の値に収束する傾向があることが考えられる。図を見る限り、短い期間と長い期間の両方で良好な結果が得られている。

しかし、ATRの期間が小さい場合、高い反応性を持つがノイズが多い可能性がある。

また、長い期間では滑らかで安定した結果が得られるが、応答性が低下する可能性がある。そのため、ATRperiodの設定は、ドル円の周期性に基づいて最適化する必要がある。

総合的な考察

今回の最適化では、フィルター条件ではなくメインロジックに直結する部分を重視した。結果として、EAのロジックは相場の変動に対して柔軟性が高く、一定の強さを持つことが分かった。特に以下の点が重要である：

1. ロジックの安定性：複数の変数において、特定の値域で一貫した良好な結果が得られた。

2. パラメータの柔軟性：特にper1、per2の重み付けに関連する変数は、多様なパターンに対応可能であり、EAの強みを引き出す要素といえる。

今回の最適化では、フィルターよりもメインロジックに直結する場所の最適化を目的としていることから、このEAはロジック的には強いと言えることがわかる。

2025/1/15現在、バージョン1.4

想定外の時間に取引が行われていたため、バージョンアップにて修正。また、それに伴う取引の変化が確認されたため、新たにMetaTraderにて最適化を行った。その結果をいかに示す。  

今回の最適化では、福利モードを使用している。以下にある有効証拠金の推移グラフを見るとわかるように、勝率は高めであった。福利モードを使用している場合、資産の増え方が回数を重ねるほど多くなる。その分取引量も多くなるので、一度の負けで、大きく変動する傾向にある。そのため、DDが高く出てしまう。その結果、以前の最適化と比べると、複雑な基準の最大値が低くなる。また、取引数も少なくなった。DDをもう少し抑えたい場合は、単利運用を行うか、取引数量を低めに設定していただきたい。不明な点、その他要望がある場合は直接連絡お願いします。