鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年9月1日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場は大幅に続伸、前週比97.6㌦高の3,516.1㌦で引けた。
先週発表された7月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、エネルギーと食品を除くコア指数の前年同月比上昇率が2.9%と、前月から0.1ポイントの加速にとどまった。このため、インフレに伴う利下げ延期懸念が後退し、9月16~17日のFOMCでは利下げが行われるとの見通しから、金の買い気が強まった。
またFRBのクック理事の解任を巡る先行き不透明感も引き続き安全資産としての金需要を支えた。クック氏は28日、住宅ローン不正疑惑を理由としたトランプ大統領による解任通告は違法だとして、職務継続の確認を求める訴訟を提起。SMBC日興証券の丸山義正チーフマーケットエコノミストは「足元の堅調は利下げ期待だけでなく、クック米連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任問題に伴うドルの信認低下が下支えになっている」と指摘した。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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