鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年8月25日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のビッグイベントとなったジャクソンホールでのパウエル議長の講演はハト派的と市場は捉えたようだ。先ず米株式市場のダウ平均株価がほぼ8カ月ぶりに史上最高値を更新。ナスダックは既に8月13日に史上最高値21,803.75を付けていたが、先週末は21,545.43と更新には及ばなかった。同様にS&Pも15日に付けた史上最高値6,481.34を更新できず6,478.89。株式市場は更新できなかった市場が今週更新できるかがポイントになる。
ドル/円相場は講演の最中からドルは売られ、講演前の高値148.71から講演後146.54まで2円以上(1.45%)の急落となった。スポットゴールドは直前の安値3,321.29から3時間後には3,378.63まで57㌦強の上昇(1.43%)となった。
講演内容から市場は9月利下げを完全に織り込んだ形となったが、それ以前、特に8月1日の雇用統計発表後から9月利下げは既定路線では走っていたのだが、途中でややタカ派的な見方も増えたことから、利下げ気運が盛り下がり、ドル/円で言えば8月4日以降は下げ止まり、先週までは147.50前後1円でのレンジ推移が続いている。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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