「やっちまったことを無かったことにはできねぇよ。大事なのは、その後どうするかだ」（深夜食堂）
FX
安倍夜郎による漫画『深夜食堂』を原作としたテレビドラマ。
新宿ゴールデン街にある架空のお店「めしや」、客たちの人生模様を1話完結で描く。
新宿という大都会に生きるお客さんたちの悲哀が何とも好きでした。
一番好きなセリフが表題のセリフです。
兄貴分の仇の敵対するヤクザの若頭を刺し、
姿を消したチンピラ風のゲンが主役の回で語られます。
「兄貴分に、てめぇのケツ拭かせて、いい気なもんだな？」マスター
「アンタなら、きっとそう言うと思ったよ」ゲン
「やっちまったことを無かったことにはできねぇよ。大事なのは、その後どうするかだ」マスター
「けど・・・俺、取り返しのつかねぇことを・・」ゲン
「取り返しがつかないってのは、何もしないで嘆いている奴の言い訳じゃねぇのか？」マスター
「・・・・ありがとうな・・」出て行こうとするゲン
「おい！うちでラーメン食ってから行きなよ。今日はちゃんと海苔のっけてやるから」
その後ゲンは警察に出頭するという話だったと思います。
トレードで言えばこんなシーンがピッタリでしょうか。
落ちるナイフをつかんでしまい、ロングのナンピンを深くまでやってしまった・・・
「ああ、取り返しがつかないような含み損だ・・・」
大きな額の損切りをするのか？
はたまた更なるナンピンで立ち向かうか？
指をくわえて神頼みではダメだ！そう教えてくれる言葉でした。
ではまた次回。
↓ドラマのセット。こだわりのディテールですね。
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