仮想通貨相場分析【8月20日】
暗号通貨
ビットコインは先週の最高価格124000ドルから大きく下落し、現在114000ドルの水準となっています。この水準は8月初旬の水準です。
ビットコインの恐怖指数56まで落ち込みました。一時的ですが、結構落ちましたね。価格的にはまだ高値圏と思っています。まだ伸びしろがあるということでしょうか。
また時価総額は4兆ドルを先週突破しましたが、今回の下落で割り込んでいますが、依然として時価総額は高い位置といえます。
関連ニュースとしては
米国の7月の生産者物価指数(PPI)インフレ率は3.3%に上昇し、予想の2.5%を上回りました。また、米国のコアPPIインフレ率は3.7%に上昇し、予想の2.9%を上回りました。
これが一時的に下落に拍車をかけています。
また合わせて先週の高騰時には米財務長官ベッセント氏は、米国はビットコインを追加購入するつもりはないと述べた。 $BTCまた、BTCの戦略的準備金は法執行機関による押収によってのみ増やされると述べた。
というニュースが流れ、仮想通貨市場の上昇が一部ストップ。これはあえてこの発言をして相場の上昇を止めたような感じに個人的に思えました。まだ上昇する時期ではないと考えているのでしょうか。
良いニュースとしては連邦準備制度理事会は銀行の暗号資産活動を監視していた監督プログラムを終了。「新規活動監督プログラム」は2023年8月に発表
このように規制緩和が進んでいます。
次にイーサリアムです、先週イーサリアムの最高価格更新(日本円)が続きました。一時70万円を超える上昇を見せています。
現在は一時調整により、ビットコイン以上に下落が大きく4800ドルから4200ドルに落ち込んでいます。
しかしながらニュースを見ると依然としてイーサリアムに風向きが向いていると感じます。
以下イーサリアム関するニュースが多いです。
◯国内でステーブルコインが発行予定
Web3スタートアップのJPYC(東京都千代田区)は8月18日、資金決済法に基づく「資金移動業者」の登録を取得したと発表した。今回の登録を受けて、新たにステーブルコイン「JPYC」の発行を始める。日本円と1対1で価値が連動するステーブルコイン(電子決済手段)を発行できる資金移動業者は、国内で同社が初というーITmedia
日本でもついにステーブルコインが発行されることになりました。
主に決済や送金など実用的な面が期待されていて、仮想通貨投資としての取引では特に本内容は限定的かもしれません。
仮に海外の取引所でJPYCが取引され、そのまま日本に送金できれば、スムーズな取引はできるとは思いますが、海外で取引する通貨についてJPYCで流動性がでるとは思いにくい状況です。
あとはDeFiなどでJPYCで運用できて、うまく金利ででればいいのかもしれません。
いずれにしても一歩日本でも規制環境に変化があったとして今後も注視していきたいと思っています。
ちなみに取引のチェーンは、イーサリアム、ポリゴンなどということです。
以下国民民主党の玉木代表のJPYCに関する言葉です
今朝の日経新聞一面にも出ていましたが、日本円建てステーブルコインの発行承認がされる見込みとのことです。
ステーブルコインは暗号資産同様にブロックチェーン技術を活用していますが、法定通貨(日本円やアメリカドル)を原資産として価格が連動しています。投機的性質が減じられたトークンで、価格が相対的に安定しています。
アメリカでもGenius法(ジーニアス法)が可決され、アメリカドルとペッグしたUSDC(USD Coin)がその地位を高めており、USDCを発行するCircle社は米NASDAQに上場しました。
ブロックチェーン技術を活用し、より低コストでスマートな送金·決済が可能になります。
このイノベーションは金融の側面のみならず、貿易や決済、海外旅行などの実生活へのインパクトが期待されます。また、日本円建て資産のグローバル利用が促進されることで円の信認にも繋がることが期待されます。日本国債の需要も高まる可能性もあります。
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(本記事は2016年から配信をしております)
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