仮想通貨相場分析【8月12日】
暗号通貨
ビットコインは再び12万ドルを記録し、仮想通貨市場全体で好調な取引となりました。
先週は夏枯れ相場で取引にが少なく、価格が下がりやすいといった印象の相場でしたが、ここに来て、仮想通貨市場全体が上がっています。
仮想通貨相場全体の時価総額については史上最高額を記録し、初めて4兆ドルを突破しました。この取引の主な要因はビットコインとイーサリアムのETFではないかと感じています。
それ以外の通貨についても上昇しているものの、最高価格を更新している銘柄は多くはありません。
従来のバブルと考えるとやはり少し物足りない気がしています。
しかしながらこれまでのバブル時も上昇を一足先に牽引してきてのはビットコインとイーサリアムです。
これの上昇の背景には、
·米国での退職金制度401Kに仮想通貨が承認された。
·直近の米国雇用統計でCPIが予測を下回った。
·企業のイーサリアム購入(特に)
が主に言われています。
401kについては実用的ですが、一部では実際の変更には数年かかるとの話もあります。
また米国消費者物価指数であるCPIについては、前年比2.7%で予想2.8%を下回っています。(前月とは同水準)。伸びがやや鈍化したことでポジティブな結果と捉えられたようです。
イーサリアムが日本円で最高価格を更新中です。執筆時点で約65万円。ドル建てでは4400ドルとあと10%上昇すればドル建てでも最高価格となります。
短期の日足チャートでは、8月に入ってからも上昇が大きく、直近2日でも見合っていますが、大きくは下がらずそこから大きく上昇しています。
そしてこのチャートが最高価格を記録した2021年からのチャートです。
と2024年から3度ほど高騰がありましたが、いずれも同水準となっており、今回の高騰は水準を一抜けした印象です。また2021年の高騰ではバブル時期の高騰でもあり、今の相場に比べてイーサリアム以外の通貨も大きく値上がりをしていた時期でもありました。
その事も含めて、まだイーサリアムは上昇の余地がある印象を個人的持っています。
高騰の要因で特に言われているのが米国企業のイーサリアムETF購入。ビットマインとシャープリンクゲーミングです。
ビットマインは50億ドル分のETHをこれまで購入し、初の100万ETH保有となりました。
このように企業が財務戦略としてETHを買い入れるニュースが続き、価格の下落時などではイーサリアムは下がりにくく、今回の上昇(米国のCPI値発表により)では最高価格を更新する流れとなりました。
◯イーサリアムが10周年を迎える
世界最大の多用途ブロックチェーン(分散型台帳)であるイーサリアムが7月30日、創設から10周年を迎えた。ボランティアの技術者コミュニティーが分散型ネット社会を目指し、省電力化や高速化などの改良を積み重ね実用性を高めた。その結果、多様な暗号資産(仮想通貨)や金融サービス、事業の基盤として実用化が進んでいる。ドルに価値が連動する暗号資産である「ステーブルコイン」の法制度が米国で整ったこともありー日本経済新聞
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(本記事は2016年から配信をしております)
日経で珍しくイーサリアムの話題が上がり、その中で実用性を高めたという表現が用いられています。
私がイーサリアムを始めて購入したのが2016年ですが、そこからもう9年も経過しています。そしてイーサリアムを理解し、初期のICOで購入した人はすごいなぁとつくづく思うものです。
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