鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年8月4日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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【お知らせ】来週8月12日号は休刊となります。何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。
8月1日発表の米雇用統計はネガティブサプライズであった。非農業部門就業者数の増加幅は5カ月ぶりに市場予想(11万人増)を下回わる7万3,000人増。この数字はさして驚くべきものではないが、最大のサプライズは、過去2カ月の就業者数が大幅に下方修正されたことだ。5月の就業者数は前月比1万9,000人増、6月が1万4,000人と2カ月で25万8,000人分、きく引き下げられた。これは前代未聞とのこと。堅調だと思われていた米労働市場が急激な鈍化に見舞われたことで、統計の結果に不満なトランプ大統領は責任者を解任したが、大統領が推し進める高関税政策や移民規制強化の影響が出始めており、雇用悪化の現実は避けられそうもない。この統計内容が先月のFOMC前にわかっていたらな、7月は利下げが行われていたかもしれないとの疑念が市場参加者の間で呟かれた。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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