植田日銀総裁の利上げに慎重な姿勢・米PCE予想上振れで、ドル円は150円台後半まで上昇。
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【7/31相場概況】
東京時間、ドル円は前日の大幅上昇に対する利食い売りが先行。月末の本邦輸出企業のドル売りが観測されたほか、日銀が金融政策決定会合で政策金利据え置きを決定し、展望レポートで2025年度の物価見通しを引き上げたことが嫌気され、ドル円は148.59円まで下落。欧州時間、植田日銀総裁が記者会見で「見通しが実現していくとすれば、引き続き政策金利を引き上げる」、「インフレ率の上方修正だけで金融政策が左右されるものではない」「基調的な物価上昇率は2%に届いておらず、緩和的な金融政策を維持している」などと、早期利上げを示唆しなかったことから円売りが先行し、ドル円は149円台後半まで上昇。NY時間、6月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で、コア・デフレーターが前年比で予想を上回り、4-6月期米雇用コスト指数の伸び率も予想を上回ると、米国におけるインフレ圧力の根強さが意識され、ドル円は150.84円と3/28以来約4カ月ぶりの高値を更新。
【8/1相場観】
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