鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年6月23日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
----------------------------------------------------------------------------------
引き続き中東情勢の緊迫化が続いている。6月22日早朝には米軍によるイラン核施設への攻撃が開始された。トランプ大統領は2週間の猶予期間を宣告していたが、待たずに、2日後に攻撃したことでマーケットも意表を突かれた格好だ。従って先週末と今週月曜日のオープン時では状況は全く異なる。
22日深夜の米軍の攻撃はミッドナイトハンマー作戦と名付けられたが、これまでのように、振り上げた拳を収めるのではなく、今度はハンマーを叩き下ろした格好だ。よほどトランプ氏は自身が“TACO”呼ばわりされたことが気に食わなかったのだろう。“やる時はやる”―との印象を世界に与えたかったに違いない。さてこの戦略が吉とでるか凶と出るか、予想は付かない。見守るしかない。イランはホルムズ海峡閉鎖へと動き出した。戦乱は泥沼化しつつある。イランとロシアが協定を結んでいるとはいえ、ロシアはウクライナで手がいっぱい、昨年はイランや北朝鮮に援助を求めたほどだ。そのため、イランを攻撃してもロシアが参戦して来ないと踏んでの米国側の先制攻撃。今のうちにイランを叩きのめしておくチャンスと見ての攻撃。
続きはPDFでご覧ください。
【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
*投資の最終判断は、御自身の責任で行なうようお願い申し上げます。
* 当方レポートを無断で複写、配布されることはご契約違反となります。ご契約違反行為が発覚いたしました場合は、法的な処置を取ることもありますのでご注意下さい。同時にレポートのご購読期間内であっても配信を打ち切らせて頂きます。何卒ご了承の上、宜しくお願い申し上げます。
* このレポートは将来の見通しの適確性、または収益性を保証するものではありません。トレーダー及びレポートの読者は自己責任で取引してください。当レポートの筆者、発行人共に市場における各参加者の決断については一切責任を負いません。銘柄を問わず、現物、先物、オプション取引は高リスクを伴うと考えられています。
よろしいですか?