6月18日「ゴールド(XAU/USD)の今後」|テクニカル×機関投資家データから導く戦略
ども、いくら。です。
ゴールド(XAU/USD)を中心に、テクニカル分析とCOTデータ(機関投資家の動向)を組み合わせた「実戦型の相場解説」をお届けしています。
本記事では、現在の市況を丁寧にひも解きながら、次の一手を考察していきます。
本記事では、ゴールド(XAU/USD)に関する最新分析をお届けします。
内容は以下の2本立てです:
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テクニカル分析(マルチタイムフレーム)
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COT(投機筋ポジション=Commitment of Traders)を用いたオーダーフロー分析
これらを組み合わせることで、ゴールドの次なる値動きの高確率シナリオを導き出します。
月足:歴史的レジスタンスをブレイクした強気トレンド
現在のゴールド相場は、月足レベルで明確な上昇トレンドにあります。価格は過去数年にわたり、高値・安値を切り上げる形で推移しており、直近の上昇も非常に力強いものでした。
2020年から機能していた重要なレジスタンスラインを上抜け、その後リテストが入り、新たなサポートとして機能しています。これは「ブレイク→リテスト→トレンド加速」の典型的なパターンです。
週足:押し目からの再上昇を形成中
週足でも市場構造は一貫して上昇傾向にあり、高値・安値の切り上げが継続しています。直近では新たな高値更新に向けた押し目形成のフェーズにあり、次なる波は「新高値の更新」が想定されます。
日足:レジスタンス→サポート転換とFIBOの重なり
日足では、最近重要なブレイクが起こりました。以前から意識されていた抵抗帯を上抜けたことで、相場の構造が再び強気に切り替わったことを示唆しています。
さらに、この価格帯には以下の要素が重なっています:
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過去のレジスタンス → 現在のサポート
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フィボナッチリトレースメント(38.2%、50%、61.8%)
これにより、買いのコンフルエンスゾーン(複数根拠の重なり)が形成されており、機関投資家の買いが入る可能性が高まります。
COT(Commitment of Traders)から見る機関投資家の動き
COTデータを確認すると、機関投資家の動きが明らかになります。
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ロングポジション:234,000 → 245,000に増加
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ショートポジション:76,000 → 58,000に減少
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ネットポジション:161K → 187Kへ増加
これは機関投資家がゴールドに対して明確な強気姿勢に転じていることを示しており、今後の上昇圧力が裏付けられています。
よろしいですか?