仮想通貨相場分析【4月8日】
米国の関税に起因する世界的なブラックマンデーが4月7日に発生しました。
7日以前ではビットコインなどの仮想通貨は株安に対して、下落に耐えていた印象でしたが、7日に入り一気に下落。84000ドルから一気に80000ドルを割り込み、翌8日には一時的に76000ドルを割り込み、現在その後の反発で78000ドル付近で推移をしています。
現在(9日)ビットコインの恐怖指数は24
今回の新しい関税についてはすべての輸入品に対して10%の税金が課されることになっており、中国やEUなどにも20%を超える関税が適用されることが発表されています。
以下一般的な恐怖指数に関する推移
投資家が恐怖におののき、ふためいています
VIX指数(恐怖指数)が40を突破し、パニック状態に突入しました。
確定値40以上はコロナショック以来、5年ぶりです
株と一緒にビットコイン、暗号資産も下落する可能性があり、含み損に快感を覚えながら買い続けるM投資家の真価が試される局面です。ー暗号郎(4月5日)
ーーー
恐怖指数 VIX、月足でリーマンショック時に迫る大暴騰
リーマンショック時の月足高値:59
現在:57
ーーーー4月7日
個人的な見方として、仮想通貨のポートフォリオを見てみると、このような下落の場合、近年であれば、XRP(リップル)の価格は20円を切る印象でしたが、今は300円弱と以前と比べてかなりの強さを感じます。
トランプ氏の就任により大きく影響を受けた通貨の一つがXRPといえます。
今回の下落はコロナショックに近い大暴落といえますが、ここで買いに向かえた人は多くはない印象です。まだ更に大きな暴落が起きるのではないかと構えている人も多い印象でした。
◯アーサーヘイズ
米国債と、それほどではないが米国株が世界の準備資産として利用されている。ニクソンが1971年に米国を金本位制から外して以来、米国の未払い国債は85倍に増加した。米国は世界経済の成長に必要な信用ドルを創出する必要があった。これは一部の米国人にとっては良いことだったが、他の米国人にとっては悪いことだった。トランプは、過去50年間の米国の「繁栄」に自分たちは参加していないと考える人々によって平均的に選出された。
米国の経常赤字が解消されれば、外国人は債券や株を買うためのドルを持たなくなる。外国人が自国の経済を活性化させなければならない場合、自国第一主義政策の資金を調達するために、保有している米国債や株を売却するだろう。そして、たとえトランプ氏が関税の厳しさを撤回したとしても、どの財務大臣や世界の指導者もトランプ氏が再び考えを変えるリスクを冒すことはできないので、事態は元通りになることはない。自国にとって最善のことをしなければならない。
帰還:
金は中立的な準備資産です。ドルは依然として準備通貨ですが、各国は世界貿易を決済するために金を準備金として保有することになります。トランプ氏がこれをほのめかしたのは、金は関税が免除されているからです。新しい世界の通貨秩序では、金は自由に、そして安価に流通しなければなりません。
恵まれていた人たちの多くは否認段階にあり、何とか物事が「正常」に戻るだろうという妄想を抱いています。ナンセンスです。
1971 年以前の貿易関係への復帰に適応したい人は、金、金鉱山会社、 $BTCを購入してください。
関税のくだらない話はもう十分だ。次のエッセイでは、習近平がトランプをなだめるために必要な方法で中国を変えることに同意する可能性がまったくないため、USDCNY が 10.00 になる理由に焦点を当てる。これは、100 万ドルに向けて急速に上昇するために必要なスーパーバズーカ$BTCである。
ーーーーー
ここでアーサーヘイズは、中国が米国に譲歩せず対立する可能性から、人民元が10.00つまり大幅に下落すると見ています。
·人民元安によるグローバル経済の不確実性増大 → 安全資産(金、ビットコイン)への需要増加。
·関税によるインフレ圧力 → 法定通貨の価値下落 → ビットコインの価値上昇。
·中国投資家の資産保全需要 → ビットコイン購入増加。
·金とビットコインの相関性 → 金価格上昇がビットコインにも波及。
·トランプ政権の政策(関税強化、米ドル信頼低下) → ビットコインへの追い風
いずれにしてもインフレの進行、法定通貨の価値の下落がビットコインの価格を押し上げるとみているようです。
ゴールド(金)に関税がかからないということも焦点に上がっているため、ゴールドとともにビットコインも価値の保存手段として上昇していく可能性はあるのではないでしょうか。
◯中国への関税の対応
トランプ米大統領は、中国が4月8日までに34%の関税引き上げを撤回しない場合、中国に50%の追加関税を課す予定。中国の株式市場は2008年以来最悪の1日暴落を記録した
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
(本記事は2016年から配信をしております)
Is it OK?