【EAリアル運用】HISUI【同値撤退パターン】
FX
1.はじめに
閲覧いただき誠にありがとうございます。
EA(Expert Advisor)である「HISUI」の開発者「今川もちょ」です。
ここでは、私のリアル口座で運用中の「HISUI」が、実際にどのような自動トレードをしてくれているかについて、開発者視点で、公開できる範囲の内部ロジック含めて解説していきます。
以下のような人の参考になるように記載しますので、興味がありましたら是非ご一読いただけると幸いです。
- 「HISUI」の購入を検討しているが、リアル口座で実際にどのような自動トレードをするのか、検討材料等のために見てみたい。
- 「HISUI」の購入は検討していないが、EAに興味があり、EAについて理解を深めるための勉強・参考等としてリアル運用の紹介・解説を見てみたい。
- 「HISUI」を購入済みで、実際に運用しているが、正常に動作しているか不安がある(例:自動トレードは動いているが、エントリーや決済をした位置が仕様どおりなのか不安等)。
「HISUI」のリアル運用中の動作を、勝ち(利益を得た)パターン、負け(損失が出た)パターン、同値撤退(ほぼプラスマイナスゼロ付近で決済)パターンなどの幾つかのパターンに分けて、複数記事に分けて連載する予定です(記事はすべて無料で公開します)。
今回は同値撤退パターンを紹介させていただきます。
2.「HISUI」の同値撤退パターン(A)
下図は2025年1月23日のリアルトレード結果の一つです。チャートは5分足(M5)、赤矢印がロングエントリー、ピンク矢印が決済です。
「HISUI」は、デフォルトのパラメータ設定の場合、最後のエントリーから6時間経過後、エントリー価格と同値付近になったときは決済します(あくまで同値「付近」なので、ぴったりプラスマイナスゼロの場合もありますが、少しプラスで決済になる場合も、少しマイナスで決済になる場合もあります)。
上図のトレードは、エントリーから6時間経過したときに同値付近であったため、決済しています。
3.「HISUI」の同値撤退パターン(B)
続いて、別の同値撤退パターンも紹介します。下図は2025年1月14日のリアルトレード結果の一つです。チャートは5分足(M5)、青矢印がショートエントリー、赤矢印がロングエントリー、ピンク矢印が決済です。
左側の青矢印でショートエントリーしているトレードは利確で終わっていますが、その直後に赤矢印でロングエントリーしているトレードは、ほぼ同値撤退になっています。
これは、明らかに6時間は経過していませんが、エントリー後の相場の動きから、「HISUI」のロジック(計算)上では同値撤退しておいた方が良いと判断されたため、このような決済になっています。
このように、パラメータ設定の同値撤退開始時間前でも、ロジックで同値撤退する場合があります。
なお、このトレードについては、決済後さらに上に行っているため、利確できた可能性もありますが、長期的な傾向として、このような値動きになった場合は同値撤退しておいた方が良いという判断です。
4.おわりに
今回は、「HISUI」のリアル運用における同値撤退パターンを2つ紹介・解説しました。
「HISUI」は、短期トレードを原則としており、ポジションの保有時間をなるべく短くしつつ、その中でもトータルで(長期的に)利益が出るようにするという考え方でロジックを組んでおり、その結果として、本記事で紹介したような同値撤退をロジックに組み込んでいます。
これまでの連載記事で、「HISUI」の勝ちパターン・負けパターン・同値撤退パターン、すなわち「HISUI」がトレードをしたときの動きを紹介してきましたが、相場の動き次第ではトレードをしないこともあります。
そのため、次回は、「HISUI」がトレードをしないパターン(ノートレードパターン)を紹介・解説する予定です(→書きました)
本記事で紹介・解説した「HISUI」の商品ページはこちらです。
×![]()
よろしいですか?