【EAリアル運用】HISUI【勝ちパターン1】
FX
1.はじめに
閲覧いただき誠にありがとうございます。
EA(Expert Advisor)である「HISUI」の開発者「今川もちょ」です。
ここでは、私のリアル口座で運用中の「HISUI」が、実際にどのような自動トレードをしてくれているかについて、開発者視点で、公開できる範囲の内部ロジック含めて解説していきます。
以下のような人の参考になるように記載しますので、興味がありましたら是非ご一読いただけると幸いです。
- 「HISUI」の購入を検討しているが、リアル口座で実際にどのような自動トレードをするのか、検討材料等のために見てみたい。
- 「HISUI」の購入は検討していないが、EAに興味があり、EAについて理解を深めるための勉強・参考等としてリアル運用の紹介・解説を見てみたい。
- 「HISUI」を購入済みで、実際に運用しているが、正常に動作しているか不安がある(例:自動トレードは動いているが、エントリーや決済をした位置が仕様どおりなのか不安等)。
「HISUI」のリアル運用中の動作を、勝ち(利益を得た)パターン、負け(損失が出た)パターン、同値撤退(ほぼプラスマイナスゼロ付近で決済)パターンなどの幾つかのパターンに分けて、複数記事に分けて連載する予定です(記事はすべて無料で公開します)。
今回は初回なので、気持ちよく勝つことができたパターンを2つ紹介・解説させていただきます。
2.「HISUI」の勝ちパターン(A)
下図は2025年1月22日の「HISUI」のリアルトレード結果の一つです。チャートは5分足(M5)、青矢印がショートエントリー、ピンク矢印が決済です。
これは「HISUI」が目指す理想的なパターンの一つです。
大前提として、「HISUI」は5分足のレンジ相場を見極め(※)、「レンジの上限付近でショート→下限付近で決済」、または「下限付近でロング→上限付近で決済」という戦略をとります。
(※)このレンジ相場の見極めのロジックが「HISUI」の最も重要な基幹部分であるため、当該ロジックの詳細は非公開とさせていただいております。
まず、上図のエントリーの位置(青矢印)に注目してみると、レンジ相場の平均値の少し上で1回目のショートをし、上限ギリギリで2回目のショートをしています。
「HISUI」の商品紹介でも記載していますが、1ポジション目はやや早めにエントリーすることで折角のチャンスを逃すという悔しい事態を回避し、2ポジション目は計算上さらに有利と判断できるポイントでエントリーします。
なお、「HISUI」の最大ポジション数は2で、両建ては無しというロジックなので、仮に2回目のショート後に上昇トレンドになってしまっても、ナンピンや両建てをすることはありません。
次に、決済の位置(ピンク矢印)に注目してみると、2つのポジション両方ともほぼ同じ位置で決済しています(スリッページ等の影響で若干のずれが生じることはあります)。
これは「HISUI」の仕様で、値動きの状況から計算上最適と判断した1箇所でまとめて決済するロジックにしているため、このような動きになります。
実は開発中、分割決済機能の実装も検討・検証したのですが、少なくとも「HISUI」のロジックでは、分割決済するよりも1箇所でまとめて決済した方が過去15年間のバックテストの成績(トータルで得られる利益や勝率)が良いという結果になりました。
そのため、「HISUI」に分割決済機能は実装しておらず、パラメータ設定の変更によって分割決済するようにもできません。
※あくまでも「HISUI」のロジックでは有効ではなかったというだけで、分割決済が有効に機能する(分割決済した方がトータルの成績が良い)というEAやトレード戦略もあるはずですので、分割決済を一概に否定するものではありません。
3.「HISUI」の勝ちパターン(B)
続いて、上記と同じ日(2025年1月22日)の別のトレードをもう一つ紹介・解説します。上記同様、チャートは5分足(M5)、青矢印がショートエントリー、ピンク矢印が決済です。
このトレードのエントリー位置は、結果的には最適だったとは言えず、ショートした後に更に上に行ってしまっています。
これは、「HISUI」が計算上で想定したレンジの上限を突破してしまっているということになります。
レンジ取引をする際の戦略の一つとして「想定レンジを突破してしまったら即損切り」というものがあります。
しかし、想定レンジはあくまでも計算上のものであり、その計算がすべての相場において寸分の狂いもなく完璧ということはあり得ませし、少し想定外の動きをしたら損切りということを繰り返すと、いわゆる「損切り貧乏」になりかねません。
また、レンジの上限を突破したら上昇トレンドになったと考えてロングをするという戦略もありますが、いわゆる「だまし」で上昇トレンドにはならず、レンジに戻ったり、下降トレンドになったりすることもあります。
経験上、使用しているタイムフレーム(時間枠)が短いほど「だまし」が多い傾向にあるようです。「HISUI」は5分足という短いタイムフレームでの運用を想定(推奨)しているため、「だまし」の可能性等も考慮し、SL(ストップロス=損切り)位置を遠めに設定しています。
その結果、本トレードのように、想定レンジ上限は突破しても、上昇トレンドにならずに戻ってきたときに決済して利益を得るということができています。
4.おわりに
今回は、「HISUI」のリアル運用における勝ちパターンを2つ紹介・解説しました。
他にも勝ちパターンはありますので、連載の中で別途紹介・解説したいと思います。
ただ、勝ちパターンばかり紹介していてもフェアではないので、次は負けパターンについて紹介・解説する記事を書く予定です(2025年2月2日追記:書きました→こちらです)。
本記事の序盤でも記載しましたが、「HISUI」のリアル運用中の動作を、勝ちパターン、負けパターン、同値撤退パターンなどの幾つかのパターンに分けて、複数記事に分けて連載する予定です(記事はすべて無料で公開します)。
もし本記事を読んで「参考になった」、「次の記事も読んでみたい」と思っていただけましたら、連載ページで★お気に入り登録していただけると記事投稿時に通知を受け取れると思います。
本記事で紹介・解説した「HISUI」の商品ページはこちらです。
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