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林投資研究所
2022/03/07 15:00
公開: 2022/03/07 15:00
更新: 2022/03/09 15:49
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連載
株式投資「虎の穴」〜億を稼ぐ投資家【養成講座】
株式投資にまつわるテーマが中心ですが、FX、商品先物、株価指数先物など、投資全般を貫く相場の「タテ軸」、すなわち「投資技術」「投資哲学」といった、稼ぐ投資家になるための「基礎・土台」について、実践的な対応を絡めながら、プロの視点でお伝えします。 毎週2回、月曜日と木曜日に更新。新着動画もご覧になれます。 執筆 林投資研究所 林 知之

手仕舞いは難しい(1)

株式
相場の世界で古来より難事とされるのが、「手仕舞い」です。
損の玉は切るしかない──でも、損を確定するのはつらい……。
利の乗った玉は維持したい──でも、「利食い千人力」というし……。
トレードにおける手仕舞いは、とにかく悩みのタネ。
多くの人が、対応を工夫しながら苦しんでいるはずです。

 まずは、手仕舞いを難しいと感じてしまう図式を確認します。
























ポジションを持っている間は、将来の可能性が残っています。
「悪くなる可能性」に不安を感じる一方で、希望的観測によって「良くなる可能性」を感じて混乱します。それが、手仕舞いを迷うときの心理状態です。

とにかく、手仕舞いによって、ひとつの区切りが生まれます。
トレードでは、スポーツのように時間で試合終了ということはありません。審判もいません。自分でケリをつけるしかありません。
自由すぎて、迷ってしまうのです。

悪い玉については、「悪い」とわかっています。
「だったら切るしかないじゃん!」ということなのですが、負けを確定させるつらさがあります。

良い玉は、いつ手仕舞いしても利益ですが、逆行して利が減ってしまう不安がある一方、さらに利が伸びる可能性もあるので、これまた迷います。
理想的な利食いは、いわば、「サイコーに仲良しの恋人と、クリスマス前の絶頂期に別れる」ようなものですから、心理的に抵抗を感じるのも当然です。

手仕舞いを単独で考えるから、つらい気持ちばかりが強くなるのです。
売買という行為を、もっと大きな目で見るといいかもしれません。

売りでも買いでも、確固たる考えがあって仕掛けます。
しかし、「反対売買して現金化する」ことが「元の状態に戻る」「ニュートラルポジションに帰る」行為だとして、「さらに次の売買もあるんだ」と考えれば、たった1回の手仕舞いに固執する気持ちが軽減し、思考がラクになるのではないでしょうか。

「仕掛け→手仕舞い」で1サイクル、それを何度も繰り返しながら、ずっと続けるのがトレードです。

カネが絡むので、つい力が入りますが、「手仕舞いするかどうか」の判断について、あらためて考えてみれば、日常生活でのちょっとした決断、「カツ丼にするか天丼にするか」「もう一杯ビールか、レモンサワーにするか」といったことと同じです。
今までも、これから先も、同じような決断の場面が繰り返しあるのですから……。

―つづく―


■株式投資【虎の穴】(林投資研究所チャンネル)

3月4日(金)、最新動画をアップしました。

株式投資【虎の穴】
https://youtu.be/ayVFsYWt8No

株式投資【虎の穴】 相場の究極は「乗せ」である

【億トレ 売買テクニック 投資手法 投資技術】 「乗せ」とは、ポジションを積み増していく売買テクニックのひとつ。 説明を聞いて即実行は難しくても、乗せの要素を取り入れることはカンタンです。 プロのテクニック「乗せ」の世界を、のぞいてみてください。

■YouTubeチャンネル マーケット・スクランブル

今夜は、マーケット・スクランブルの最新動画も公開されます。
以下のURLでご覧ください。どうぞお楽しみに!!
https://www.youtube.com/channel/UCLoj2pmspUAuO8EFI0qkDew
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林投資研究所の代表、林知之です。 林投資研究所は創業40年を超える投資助言業者で、「自立」をテーマに、個人投資家のみなさんが“自分流”のトレードスタイルを確立するために有益な情報発信を心がけています。
この記事の連載
株式投資「虎の穴」〜億を稼ぐ投資家【養成講座】
株式投資にまつわるテーマが中心ですが、FX、商品先物、株価指数先物など、投資全般を貫く相場の「タテ軸」、すなわち「投資技術」「投資哲学」といった、稼ぐ投資家になるための「基礎・土台」について、実践的な対応を絡めながら、プロの視点でお伝えします。 毎週2回、月曜日と木曜日に更新。新着動画もご覧になれます。 執筆 林投資研究所 林 知之
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