金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1960号/加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 会員番号 012-02323GogoJungleトップへ
icon 一覧
GogoJungleへ
記事作成

マイページを見る
ログアウト
あとで読む0
お気に入り0
購入済み0
記事作成
GogoJungleトップGogoJungleトップ
カート
お知らせ
ご利用ガイド
林投資研究所
2022/02/14 15:00
公開: 2022/02/14 15:00
更新: 2022/02/16 09:58
icon
連載
株式投資「虎の穴」〜億を稼ぐ投資家【養成講座】
株式投資にまつわるテーマが中心ですが、FX、商品先物、株価指数先物など、投資全般を貫く相場の「タテ軸」、すなわち「投資技術」「投資哲学」といった、稼ぐ投資家になるための「基礎・土台」について、実践的な対応を絡めながら、プロの視点でお伝えします。 毎週2回、月曜日と木曜日に更新。新着動画もご覧になれます。 執筆 林投資研究所 林 知之

「安く買って高く売る」は間違い

株式
うねり取り、つまり「数カ月の上げ下げ」を狙う売買で、理想的なエントリーポイントは?
正解は、ひとつではありません。プロや上級者は必ず見込み違いを想定し、その部分の考え方によってタイミングが異なるものです。

また、現実味のない“一点狙い”を否定して分割売買を前提とすれば、値動きへの対応は無限の選択肢を生むのです。
そこで今日は、中源線のシンプルなエントリー思想について解説します。

株で儲けるには、安く買って高く売る──。
間違いではありませんが、この表現をそのまま行動に反映しようとすると、実践的なミスが起きやすいと私は考えています。

「安く買う」という言葉から、チャートにおけるタテ軸だけに目が向いてしまうのが自然な心理です。

チャートは、タテ軸の「価格」とヨコ軸の「時間」という2つの要素で成り立っているのに、そのうちの1つ(全体の50%)を忘れてしまうようではバランスがわるいのです。

考えるべきは、「トレンド」です。
「上げ」「下げ」「横ばい」という“ベクトル”です。

タテ軸とヨコ軸を同時に見ることで、同じ上げでも「急激な上げ」と「ゆるやかな上昇」を区別して認識できますし、「ジリ高から急騰」といった変化も感じ取ることができるわけです。

タテ軸だけに目が向くと、例えば株価をチェックするとき、「自分の買い値」「現在値」「前日比」を見て一喜一憂するように、トレードの最適解を探すことから大きく外れた思考になってしまいます。

具体的に、図を示して説明しましょう。


タテ軸だけを見た場合、理想の買い場は最安値のBでしょう。
しかし、実践的には疑問なのです。

図の値動きは、安値の往来を経てFあたりからハッキリと上昇に向かっています。

もしBで買った場合、C、D、Eとモタモタする間も、不安を抱えながら買いポジションを維持する必要があるので、F、Gと上がりかけたところで売ってしまう可能性が高くなります。

精神的に疲れた結果の、「やれやれ売り」と呼ばれる行動パターンです。

理想の買い場はズバリ、Eです。
トレードでは、時間をかけないようにするのが、ひとつのポイントです。

刹那的な短期狙いはダメですが、ムダにポジションを持つ時間は省略したいのです。

時間をかけるほど、長くポジションを持っていることでリスクが増加します。また、資金を寝かせて効率がわるいという問題も起こります。

「さあ、いよいよ!」となってから仕掛け始めるのが、これらの問題を避ける工夫なのです。

そう考えると、実はIで買ってもOKという説明が成り立ちます。
最安値のBで買った結果として、時間がかかった割に値幅が取れない……こんな結末よりは、グングンと上がる様子を見てIで飛び乗るほうが、戦略として有利かもしれないという論理です。

もちろん、ダメだと判断して飛び降りるそなえが必須です。



■株式投資【虎の穴】(林投資研究所チャンネル)

2月11(金)、最新動画をアップしました。

株式投資【虎の穴】
https://www.youtube.com/watch?v=07z5IL647YY
株式投資【虎の穴】 スキャルピングの落とし穴
スキャルピング──超短期で、小幅の利益を狙う手法です。 当然、かなりの回数をこなすことが求められます。 でも、なんだかカッコいいし、その日のうちに決着してポジションを翌日に持ち越さないなど、多くの人が憧れる要素が満載です。 このスキャルピングを真っ向から否定するつもりはありませんが、なかなか難しい、おすすめできないと考えています。そんな否定派の私が危惧する問題点について、詳しく話しました。

■YouTubeチャンネル マーケット・スクランブル

今夜は、マーケット・スクランブルの最新動画も公開されます。
以下のURLでご覧ください。どうぞお楽しみに!!
https://www.youtube.com/channel/UCLoj2pmspUAuO8EFI0qkDew
×
#投資 #投資家 #株 #テクニカル分析 #チャート分析 #資産運用 #初心者 #買い時 #日本株 #入門
コメント
ログインして投稿する
コメントを削除します。
よろしいですか?
この記事の作者
林投資研究所
林投資研究所
林投資研究所の代表、林知之です。 林投資研究所は創業40年を超える投資助言業者で、「自立」をテーマに、個人投資家のみなさんが“自分流”のトレードスタイルを確立するために有益な情報発信を心がけています。
この記事の連載
株式投資「虎の穴」〜億を稼ぐ投資家【養成講座】
株式投資にまつわるテーマが中心ですが、FX、商品先物、株価指数先物など、投資全般を貫く相場の「タテ軸」、すなわち「投資技術」「投資哲学」といった、稼ぐ投資家になるための「基礎・土台」について、実践的な対応を絡めながら、プロの視点でお伝えします。 毎週2回、月曜日と木曜日に更新。新着動画もご覧になれます。 執筆 林投資研究所 林 知之
前の記事
次の記事
icon
現実を受け入れる
損益の出方
icon
連載の人気記事
手仕舞いは難しい(2)
個人投資家はつい、いろいろなパターンの値動きを取ろうとしますが、独りで扱える範囲は意外と狭いものだと考えるべきです。ムリをしない、妥協する……こんな言葉の力を借りてもいいでしょう。極論すれば、100通
損益の出方
個々の損失について、必要以上に神経質になってはいけません。一定の期間、半年とか1年の累計が大きくマイナスならば、やり方そのものを見直すべきですが、個々にはヤラレることがあって当然、プロだって例外なく苦
「安く買って高く売る」は間違い
うねり取り、つまり「数カ月の上げ下げ」を狙う売買で、理想的なエントリーポイントは?正解は、ひとつではありません。プロや上級者は必ず見込み違いを想定し、その部分の考え方によってタイミングが異なるものです
不可避なヤラレをカバーする値幅取り
トレードには、偶然の要素があります。どんなものにも偶然はありますが、トレードにおける偶然は意外と大きいと考えるのが妥当ではないでしょうか。初めて株を買う際、たまたま選んだ銘柄が大化けした──こんなこと
一生モノの投資術=「うねり取り」
手法の優劣を語るのは難しいのですが、個人投資家にとって“やりやすい”とか“手がけやすい”といった観点で判断することは可能です。最も制約が少なく、感情の面も含めて継続が容易なのは、数カ月単位の上げ下げに
すべて見る
  • ご利用ガイド
    よくあるご質問(FAQ)
    お支払方法について

  • 会社案内
    利用規約
    媒体資料
    開発依頼
    パートナー募集

  • 特定商取引方法に基づく表記
    採用情報

商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号
関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人
日本投資顧問業協会
金融庁日本投資顧問業協会証券・金融商品あっせん相談センター証券取引等監視委員会

Copyright © 2025 GogoJungle Inc. All Rights Reserved.