金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1960号/加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 会員番号 012-02323GogoJungleトップへ
icon 一覧
GogoJungleへ
記事作成

マイページを見る
ログアウト
あとで読む0
お気に入り0
購入済み0
記事作成
GogoJungleトップGogoJungleトップ
カート
お知らせ
ご利用ガイド
林投資研究所
2022/01/17 15:00
公開: 2022/01/17 15:00
更新: 2022/02/10 15:18
icon
連載
株式投資「虎の穴」〜億を稼ぐ投資家【養成講座】
株式投資にまつわるテーマが中心ですが、FX、商品先物、株価指数先物など、投資全般を貫く相場の「タテ軸」、すなわち「投資技術」「投資哲学」といった、稼ぐ投資家になるための「基礎・土台」について、実践的な対応を絡めながら、プロの視点でお伝えします。 毎週2回、月曜日と木曜日に更新。新着動画もご覧になれます。 執筆 林投資研究所 林 知之

キルクルの法則

株式
投資家なら誰でも、予想を当てようと努めます。しかし、頭の中にはいろいろな不安があり、純粋な気持ちで値動きを観察することを難しくするのです。
知恵と経験があって有能なはずなのに、その力を発揮することができず、考えれば考えるほど予想は曲がってしまいます。

「よし、これは間違いない!」と思った予想ほど曲がります。
裏を読もうとしても同じで、「オレが買いたいと思うから天井だろう」なんて……ファイナルアンサーが「売り」なのですから、株価はさらに上がることになるのです。

なんとかの法則、ってヤツですね。

実際のところ、予想がそこまで曲がることもないのですが、現実の対応力、行動力、瞬発力は期待値を大きく下回るので、そのギャップが原因でギクシャクして悪い結果につながるという悲劇が展開されるわけです。

買った銘柄が下げて評価損が生まれ、それでも頑張ってジッとしていたところ、とうとう耐えきれなくなって切ると上がり出す……“切る”と“くる”から「キルクルの法則」。

そんな冗談では吹き飛ばせないイヤな感情が残り、それが足かせとなって次回もミスをしてしまうという悪循環。
これが、ある意味、「ふつう」の流れなのかもしれませんが、ちょっと考え方を工夫するだけでベクトルが変わります。

「自分に見えているのはわずかなことだけ、参加者の数を考えたら市場の0.0001%しか見えていない、いやもっと少ないはずだ」
いくら考えても、明日の株価さえ言い当てることはできないのですから、いっそ開き直って、考えるのをやめてしまえばいいのです。

「考えるのをやめる」と表現しましたが、正確には「あれやこれやと考えない」という意味です。市場の0.0001%に集中し、「これが自分のやるべきことだ」と気を引き締めて集中します。

その結果、どうにかこうにか、自分の戦略通りに進めることができるのです。でも、「予想が当たる」ということではありません。

「当たったときは、それなりに取れる」
「外れたときは、それなりに損を抑えることができる」
ということです。

「予想」と「対応方法」のセットが、値動きの波を泳ぐための具体的方法論であり、それに資金管理の基準が加わって、やっと「手法」として成り立つのです。

トレードは、スポーツなどとは異なり、入り方、手仕舞いの仕方、数量の調整、銘柄の選択などすべてが自由です。
そのため、ダメなポジションを持ったままグズグズと決断を先送りして損を拡大させたり、逆に、手仕舞いが早すぎて利益を逃したりします。

荒い動きをみせる市場において、落ち着いて、バランスよく、計画的なトレードを展開するには、「あれこれ考えすぎない」という発想が非常に大切です。

トレーダーが100人いれば、考え方も100通り、当然のように方法論も100通りあります。多くの値動きパターンすべてに対応して百戦百勝なんて、実現不可能なイメージを抱いてはいけません。

百戦百勝はムリでも、いくつかの基準をうまくミックスするくらいなら……こう考えるのが人情ですが、それも単なる幻想です。
バランスよく計画的なトレードを展開するためには、自分が選んだ1つに集中すること、それは「残りの99は捨てる」という意味です。

堂々とした態度で、捨てたものを気にしないようにしましょう。自分が選んだ「100分の1」について質を高めることだけを考え、他人との比較などしないようにするのです。

隣の芝生は青いのです。


■株式投資【虎の穴】(林投資研究所チャンネル)

1月14日(金)、最新動画をアップしました。

株式投資【虎の穴】
https://www.youtube.com/watch?v=wZrOcNXZe4M&t=31s

株式投資【虎の穴】売買の資金(金額)を考える

株式投資・売買は、長期的に行うものです。 しかし、スポーツのように紹介が決まる「区切り」がありません。 したがって、自分の一挙手一投足が将来の“成果”を左右します。 土台となる「売買資金(金額)」について、落ち着いて考えてみましょう!


■YouTubeチャンネル マーケット・スクランブル

今夜は、マーケット・スクランブルの最新動画も公開されます。
以下のURLでご覧ください。どうぞお楽しみに!!
https://www.youtube.com/channel/UCLoj2pmspUAuO8EFI0qkDew

×
#投資 #投資家 #株 #テクニカル分析 #チャート分析 #資産運用 #日本株 #買い時 #初心者 #入門
コメント
ログインして投稿する
コメントを削除します。
よろしいですか?
この記事の作者
林投資研究所
林投資研究所
林投資研究所の代表、林知之です。 林投資研究所は創業40年を超える投資助言業者で、「自立」をテーマに、個人投資家のみなさんが“自分流”のトレードスタイルを確立するために有益な情報発信を心がけています。
この記事の連載
株式投資「虎の穴」〜億を稼ぐ投資家【養成講座】
株式投資にまつわるテーマが中心ですが、FX、商品先物、株価指数先物など、投資全般を貫く相場の「タテ軸」、すなわち「投資技術」「投資哲学」といった、稼ぐ投資家になるための「基礎・土台」について、実践的な対応を絡めながら、プロの視点でお伝えします。 毎週2回、月曜日と木曜日に更新。新着動画もご覧になれます。 執筆 林投資研究所 林 知之
前の記事
次の記事
icon
うねり取りは周期的な上げ下げが理想
取れる相場と取れない相場
icon
連載の人気記事
手仕舞いは難しい(2)
個人投資家はつい、いろいろなパターンの値動きを取ろうとしますが、独りで扱える範囲は意外と狭いものだと考えるべきです。ムリをしない、妥協する……こんな言葉の力を借りてもいいでしょう。極論すれば、100通
損益の出方
個々の損失について、必要以上に神経質になってはいけません。一定の期間、半年とか1年の累計が大きくマイナスならば、やり方そのものを見直すべきですが、個々にはヤラレることがあって当然、プロだって例外なく苦
「安く買って高く売る」は間違い
うねり取り、つまり「数カ月の上げ下げ」を狙う売買で、理想的なエントリーポイントは?正解は、ひとつではありません。プロや上級者は必ず見込み違いを想定し、その部分の考え方によってタイミングが異なるものです
不可避なヤラレをカバーする値幅取り
トレードには、偶然の要素があります。どんなものにも偶然はありますが、トレードにおける偶然は意外と大きいと考えるのが妥当ではないでしょうか。初めて株を買う際、たまたま選んだ銘柄が大化けした──こんなこと
一生モノの投資術=「うねり取り」
手法の優劣を語るのは難しいのですが、個人投資家にとって“やりやすい”とか“手がけやすい”といった観点で判断することは可能です。最も制約が少なく、感情の面も含めて継続が容易なのは、数カ月単位の上げ下げに
すべて見る
  • ご利用ガイド
    よくあるご質問(FAQ)
    お支払方法について

  • 会社案内
    利用規約
    媒体資料
    開発依頼
    パートナー募集

  • 特定商取引方法に基づく表記
    採用情報

商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号
関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人
日本投資顧問業協会
金融庁日本投資顧問業協会証券・金融商品あっせん相談センター証券取引等監視委員会

Copyright © 2025 GogoJungle Inc. All Rights Reserved.