僕がEA運用を勧める理由
FX
FXを長く続けていると、「裁量トレードかEA(自動売買)か」というテーマに必ず行き当たります。
そして、「裁量のみで、EAは使った事がない」という人も多いと思うので、トレード力を成長させるためにも、食わず嫌いせずに一度はEAを使ってみた方が良いと思っています。
その理由を3つにまとめると──
「①インデックス投資より期待値が大きい」「②裁量トレードの学びにもなる」「③貴重なリソースである“時間”が確実に増える」──この3点に尽きます。
① インデックス投資より期待値が大きい
まず、投資対象としてのリターンの期待値が違います。
インデックス投資(たとえばS&P500など)は、長期的に年利3〜8%のリターンが見込めます。もちろん、安定性やリスクの少なさは魅力ですが、そのぶんリターンは限定的です。
一方、優秀なEAを使えば、年利20〜50%を狙うことも十分に可能です。もちろん、EAの種類や相場環境によって結果は変わりますが、「裁量の感情を排除し、統計的優位性に基づく売買を機械的に繰り返す」──この構造自体が、一定の再現性と期待値を生みます。
EAは単なる「自動トレードツール」ではなく、過去データから“確率的に勝てる戦略”を抽出した「統計モデル」とも言えます。
② 裁量トレードのための学びにもなる
EA運用は、裁量トレードのスキルアップにも直結します。
理由はシンプルで、「実際にお金をリスクにさらして市場と向き合う」からです。デモ口座やチャートの勉強だけでは得られない“緊張感”と“責任感”が、EA運用を通じて手に入ります。
また、EAを運用していると自然と「このロジックはどういう理屈で勝っているのか?」「どんな相場では弱いのか?」という興味が湧き、チャート分析の視点も鋭くなります。
将来的に裁量トレードを行うにしても、EA運用の経験がある人の方が“相場の癖”を理解しやすく、無駄なトレードを減らす傾向にあります。
「聖杯はない」ということも体感として分かってくるので、相場に高すぎる期待をしなくなるところもメリットです。
③ 貴重なリソースである「時間」が確実に増える
そして最も重要なのは「時間の自由」を手に入れられること。
裁量トレードでは、チャートに張り付き続けなければチャンスを逃してしまいます。しかし、その時間が収益につながる保証はありません。むしろ、負けて終われば「お金も時間も失う」ことになります。
EAなら、戦略をあらかじめ設定しておけば、あとは自動でトレードが行われます。仕事の間も、プライペートの時間も、EAは淡々とトレードを続けてくれる。
「自分の分身が働いてくれている」感覚です。
投資の格言に「卵はひとつのカゴに盛るな」とあるように、資産運用のバランスも大切です。インデックス投資で安定資産を作りつつ、FXのEA自動運用で積極的リターンを狙う。そして、空いた時間で本業や人生そのものを豊かにする。この組み合わせが、最も効率の良い生き方だと僕は思います。
お金より大切な「タイパ」
結局のところ、僕がEA運用を勧める最大の理由は「人生の時間を浪費しないため」です。
お金を増やすことももちろん大切ですが、「自分の時間をどう使うか」はもっと重要です。
EAは、他人が膨大な時間をかけて統計分析し、ロジックを構築した成果物と言えます。その労力を買うということですね。それにより最短ルートで“再現性のある投資”を始められます。自分で一から学び続けるよりも、ずっとコスパ・タイパの良い選択です。
FXでは「9割が負ける」と言われますが、その多くは“損切りできない”という人間の心理的弱点が原因です。プロスペクト理論にもある通り、人は損失を避けようとして合理的判断を失いがちです。EAはその感情を完全に排除し、ルール通りに損切り・利確を実行します。
だからこそ、EA運用は「感情に左右されない、論理的な投資の形」と言えるかと思います。
「金持ち父さん」の本では、人はまずビジネスオーナーになり資産を築いてから、投資家になるという道筋ですが、
ポケットにお金を入れてくれる存在として、EAを機能させられれば、ビジネスを起業しなくても、人生を一足飛びに進められる可能性が得られるわけですね。
今日書きたいのはそんなところです。
それではまた!
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