仮想通貨相場分析【7月22日】
暗号通貨
ビットコインは先週と同水準の価格帯にあり、現在118000ドルの水準となっています。12万ドルの抵抗線のすぐ下と言った感じでしょうか。しかしながら依然として最高高値圏に位置しています。
イーサリアムに関してはビットコインがレンジ相場で同水準に位置しているに対し、13日から連続で陽線がでています。本日のみ陰線が出ている途中でそれ以外はすべて陽線ということで最近はかなり資金流入から力強い印象です。
現在3700ドル、昨年の12月では4000ドルを超えたところで下落しているため、その水準まで今回到達できるか注目しています。
ETFに関しては7月14日から7月18日(東部時間)まで、ビットコインETFは純流入額23.9億ドルを記録し、6週連続の純流入となりました。スポットイーサリアムETFは純流入額21.8億ドルを記録し、週間純流入の史上最高値を更新しました。
これをみると時価総額ではビットコインがイーサリアムに対しかなり大きいのにもかかわらずETFの流入は同水準だと考えてるとそれだけイーサリアムに資金が集中していることがわかります。イーサリアムETFの中ではブラックロックの商品が一番流入が多かったようです。
ビットコイン購入では、日本の上場企業バリュークリエーションが、ビットコインを1億円分追加購入することを発表しています。また、老舗靴業界の日本企業·東邦レマックがビットコインとイーサリアム等を購入することを発表。日本でもこのようなニュースが増えてきています。
◯米議会で仮想通貨の3法案を可決
議会で以下の3法案が可決しました。
GENIUS法案··ステーブルコインの担保
CLARITY法案··SECと証券先物取引委員会との権限の明確化
反CBDC監視国家法案··国家のデジタル法定通貨の発行制限(プライバシーの尊重)
そしてGenius法案についてもトランプ大統領がすでに署名をしています。仮想通貨を今後実用的に扱っていく重要な法案であり、イーサリアムにも大きく関わっている法案です。
このニュース以降仮想通貨市場は更に大きく資金流入が増えていることになります。
◯トランプ大統領がビットコインを年金の対象に
米国大統領は、401kプランを従来の株式や債券を超える代替投資に開放する大統領令に署名する予定であると。(トランプの計画について知らされた人々による)-financial times
◯イーサリアムの高騰
イーサリアム(ETH)は、24時間で約6%上昇し、3800ドルを突破
上昇の背景には、大手金融機関や企業がイーサリアムへの資本投入を始めていることがある。ウォール街の有力金融機関も注意を向けている。また米国でステーブルコインの規制枠組みを確立する「GENIUS(ジーニアス)法」が、暗号資産に関する米国初の主要な法律として成立した先週、いわゆる「クリプト·ウィーク」には、米国上場のイーサリアム現物ETF(上場投資信託)は1週間で21億8000万ドル(約3226億円、1ドル148円換算)という過去最大の資金流入を記録した。
ーーーーーーーー
有名なアナリストのトム·リー氏は15000(220万円)ドルに達する可能性がある発言をしました。
ステーブルコインというとイーサリアムネットワークが一番使われており、実用性からいうとやはりイーサリアムということになります。
インフレや既存通貨のリスクヘッジというとビットコインになりますが、このような実用性からいうとイーサリアムということになります。
最近はステーキン付きのイーサリアムETFの申請をブラックロックが行っており、こちらも大きな注目を集めています。
また、米ナスダック企業のシャープリンクゲーミングは100億円分のイーサリアム購入をおこなっており、27万ETHを現在保有しています。
◯参議院選挙の結果より
20日に投票が行われた第27回参議院選挙。125の議席をめぐって争われ、各党の獲得議席が決まりました。
自民·公明両党は過半数の議席を維持できず衆議院に続き参議院でも少数与党となりました。石破総理大臣は比較第1党としての責任は重いとして総理大臣を続投する意向で21日に正式に表明する見通しです-NHK
自民党が参議院選挙で過半数を割る結果となりました。
日本が苦しくなり、現政権に対して不満が高まりつつあると言えます。
多くの国民が目の前の減税を目的として投票した結果、今後は物価高がさらに高まり、生活は苦しくなり、金利も上がり住宅ローン負担も増えてくる可能性があります。また日本経済の停滞から日本株にも影響がでるかもしれません。
そうなると日本円の代替資産としてビットコインはさらに注目を集めていくのではと感じられるにはおえまえん。
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
(本記事は2016年から配信をしております)
×![]()
Is it OK?