[アミダ式:ボリュームプロファイルで市場を制す] レレッスン17 — 出来高プロファイル Area of Control (AOC):Volume Profileにおける価格帯コントロール
「マーケットの真実を知るには、価格ではなく“コントロールされた価格帯”に注目せよ。」
POC(Point of Control)を理解した上で、次に押さえておきたいのが、
その周辺に形成される出来高プロファイル Area Control (AOC)、すなわち市場が実際に意識している価格帯です。
出来高プロファイルーArea Control (AOC) とは?
AOC とは、特定の期間や設定範囲内で、取引量(出来高)が優位に集まったゾーンのことです。
市場の大口プレイヤー(機関投資家)が積極的に売買した形跡が残る場所であり、
POCを中心に、その上下に広がる ボリューム・クラスター を含んだ範囲を指します。
POCが「出来高の重心」ならば、AOCは「市場の攻防が集中するコントロールゾーン」と言えます。
AOCの基本構成
POC (Point of Control): ボリューム・プロファイル内で最も取引が集中した価格
ボリューム・クラスター: POC周辺の取引量が多かった価格帯
AOCの上限・下限: 特に価格反応が生じやすいエリア境界線
POC (Point of Control): ボリューム・プロファイル内で最も取引が集中した価格
ボリューム・クラスター: POC周辺の取引量が多かった価格帯
AOCの上限・下限: 特に価格反応が生じやすいエリア境界線
ValueArea(VA)と異なり、AOCは「70%ルール」ではなく、実際の市場参加者の取引行動に基づく
柔軟なゾーン設定が特徴です。
🎯 AOCが持つ3つのトレード活用ポイント
均衡ゾーンとして機能する: 価格がAOC内にある時、市場は均衡状態にあると考えられる
需給確認ポイントとなる: 価格がAOCへ戻った際、買い手・売り手の攻防が明確になる
ブレイクアウトの起点になる: 出来高を伴ったAOC突破は、新トレンド発生の合図となることが多い
均衡ゾーンとして機能する: 価格がAOC内にある時、市場は均衡状態にあると考えられる
需給確認ポイントとなる: 価格がAOCへ戻った際、買い手・売り手の攻防が明確になる
ブレイクアウトの起点になる: 出来高を伴ったAOC突破は、新トレンド発生の合図となることが多い
AOCを活用した基本戦略のヒント
(詳細は次回以降のレッスン「Profile Setup」シリーズで解説します)
AOCは、Volume Profile戦略の出発点です。
以下は、これからのレッスンで掘り下げる予定の戦略を理解するための「予習ポイント」です。
1️⃣ レンジ内逆張り戦略 – Mean Reversion Setup
AOC内での反発を狙った短期逆張り手法
上下限でのプライスアクションを活用し、POCへの戻りを利益目標とする
→ レッスン21 – Volume Accumulation Setup で詳しく解説予定
2️⃣ ブレイクアウト戦略 – Breakout Setup
価格がAOCを明確に突破し、出来高が増えた際の順張りエントリー
→ レッスン24 – Volume Gap Setup で戦略を詳しく紹介
3️⃣ トレンドフォロー戦略 – Trend Setup
トレンド中に価格がAOCやボリューム・クラスターへ戻った時の押し目買い・戻り売り
→ レッスン22 – Trend Setup にて詳細解説
4️⃣ 反転ポイント戦略 – Rejection Setup
価格がAOC付近で強く反発した場合の短期トレード戦略
→ レッスン23 – Rejection Setup で具体例をもとに解説予定
✅ まとめ
出来高プロファイル ーArea Control (AOC)は、大口プレイヤーの意図を読み解くための核心的ゾーンです。
このゾーンに対する価格の反応を観察することで、他のトレーダーと一線を画す
「優位性のあるトレード」が可能になります。
👉 そして次回からは、いよいよ「Profile Setup」シリーズが始動!
Volume Profileに現れる代表的なプロファイル形状と、その読み解き方、
実践的なトレード戦略を詳しく掘り下げていきます。
📖 次回予告…
レッスン18では、Volume Profileの基本形状である D-プロファイル と P-プロファイル を中心に、
それぞれの特徴や市場での現れ方、活用法を解説していきます。
Volume Profileの理解をさらに深めるレッスン、どうぞお楽しみに!
Is it OK?