【第05回】RCI x 3本「二重天井・二重底」って、どうなの?(全15回)
お願い! 初めてこの連載記事をご覧になっている方は、ぜひ「第1回」からご覧ください! 前半にもとても大切なことを載せていますし、この解説に出てくるインジケータやサインツール、テスターEAの無料配布なども行っております! |
RCI「二重天井・二重底」
テスターEA始動!
こんにちは、そしてこんばんは!
『 Trezo 』の開発チームです!
はじめに、、
もし【Case:A(トレンド)】と【Case:B(反転)】のキーワードを忘れてしまった方、またはこれについての説明をまだ見ていない方、ぜひ前の「第4回」をご覧ください!
今回は、この【Case:A(トレンド)】と【Case:B(反転)】が、けっこう重要なワードになってきます。
前回までは「EURJPY」、「1分足」、「Bar:7,200本」のみでしたが、 「二重天井・二重底」の基本的な点について知ることができました。
そして、今回はいよいよテスターEAが登場します!
システムの力を借りながら、グンっと視野を広げて検証していきましょう!
宝箱のある場所へ徐々に近づいてきてるような気がします!
なに事もまずは視野を広く持つこと!
それでは早速、「少し幅」と「奥行き」を広げて検証を進めていきたいと思います。
他の「通貨ペア」、「時間足」、それと「検証する期間」のことです。
まずはこちらをご覧ください。
これから利用していくテスターEAです!
こちらもご利用いただけます。ダウンロード先はまた後ほど。
とりあえず、1ポジションで行くのか、追加ポジションの取得をアリにするかどうかという点ですが、勝つということよりもまずはこの手法の有効性を確かめたいので、片側「1ポジション」のみのトレードでやってみます。
ロットも最小ロットの「0.01」にします。
次に決済基準について考えていきたいと思います。決済の基準もいろいろと試したい気もしますが、私たちは有効性を確かめるときに初期段階ではこんなことをよくやります。
「反対のサインが出たら決済」
それまではポジションを持ち続けます。
このようなこともできるようにテスターを作っていますので、まずはこちらでやってみましょう!
【取得条件】
「二重天井」=Buyポジションを取得 「二重底」 =Sellポジションを取得 |
二重天井(Buy)=RCI:長期線80%以上、中期線80%以上、短期線-80%以下
二重底(Sell)=RCI:長期線-80%以下、中期線-80%以下、短期線80%以上
※Sellの基準Lineは、Buyラインの上下反対の数値が自動で設定されます。
【ポジション追加条件】
ポジション保有時の追加取得はしない |
【決済条件】
【Point!】反対ポジションの取得サイン Buyポジションの決済条件=「二重底」 Sellポジションの決済条件=「二重天井」 |
Buyポジションの決済条件=Sellポジションの取得と同時
Sellポジションの決済条件=Buyポジションの取得と同時
※ということはつまり、常時どちらかのポジションを持ち続けることになります。
【!】もうひとつの大事なこと!
当初は「二重天井・二重底の後は、トレンド方向に戻る」という想定で検証を行ってきました。ところが、流れに戻る=【Case:A(トレンド)】の他に、それまでの流れとは反対に行く【Case:B(反転)】のサインでもあることがわかりました。またその【Case:B(反転)】が意外にもたくさんあったのです。回数としては【Case:A(トレンド)】よりはやや少ないもののそれほど差がなく、反転のため大きく値が動くことがありました。
(【Case:C(横ばい)】は頻度が少なく、損益にあまり影響しませんので、ここでは考えいことにします。)
つまりこのテストは、「二重天井・二重底の後は、トレンド方向に戻る」という手法の有効性を確かめることと、もうひとつは【Case:A(トレンド)】vs【Case:B(反転)】の勢力勝負というでもあります。この2つのうちのどちらかに大きな片寄りが見られれば、手法のひとつにできるチャンスがグンと広がります。
もちろん、得られた結果は全てにあてはまるのではなく、テストを行った通貨ペア、時間足、対象の期間によるものです。ペア足によって動きにもそれぞれ特徴がありますし、時期がかわれば結果がかわることもあります。その環境に合った手法で、有効的な通貨ペア、時間足で効率よく利益を上げるということが重要になってきます。ぜひ、テスターEAを使って宝箱を探し出してみてください!
今はまだひとつひとつのデータを細かく見るというよりは、一番上のグラフと、その下の他のグラフとの比較をしてみてください。大切な事がわかります!
■■■1年間 EURJPY M1 ポジション数:1 ※決済は反対ポジションの取得時のみ
まずは基本形でテストを行いました。
これからいろいろと変えてみます。
■1年間 EURJPY M1 ポジション数:1 ※トレーリングストップ採用
■1年間 EURJPY M1 ポジション数:上限なし ※決済条件にDeMarkerを採用
■1年間 EURJPY M1 ポジション数:上限なし
■1年間 EURJPY M1 ポジション数:上限なし 各ポジションにトレーリングストップ採用
【Point!①】
決済条件を「反対ポジション取得時のみ」とした場合と、いろいろな決済方法を採用した場合のグラフがそれほど大きく異ならない点に注目してください。
「前半は右下がり、中央付近でへこみ、そのあと少し利益を戻し、終盤はまた下降ぎみ。」
初めから決済方法をあれこれ考えるよりは、まずは傾向を知ってから、その次の段階でより効果的な決済方法をいろいろと試してみるようにしています。
大負けグラフが、決済方法ひとつで劇的にプラスに転じた、などというのは今まであまり例を見ません。
このようなことから今回も収益性や勝率、また安全性など、特に意識をしたいテーマに合わせて決済方法を決めていくのもとても有意義な方法です。
そして、やっぱり重要になってくるのが、取得タイミングということにもなります。
【Point!②】
今回の結果は初めの思惑とは違い、【Case:B(反転)】が優勢という結果になってしまいました。間違った情報や思い込みなども負けの要因となることがよくあります。
一旦確かめ直すことも大切ですし、時間の経過とともにその手法が通用しなくなってしまうことも当然あります。時には検証作業を行うこともとても大切なのです。
当然のことですが、【Case:A(トレンド)】が圧勝するペア足もあります。プラスになったにしろ、マイナスになってしまったにしろ、今回のように傾向(一定の傾き)が出てくれればそこから勝機が見えてきます。
【Point!③】
5つのうち、2番目と5番目が割と浮き沈みの中でも、大きな線上の傾向が現れているように見えます。このペア足にトレーリングストップがあっているのでしょうか、または複数ポジションが有効的なのでしょうか。
もし、当初の想定とは逆の【Case:B(反転)】が際立って優勢だった場合は、もしかするとブレイク狙いで勝てるかもしれません。それについても、またあとの回で確かめてみましょう。
次回は他の通貨ペア、時間足、期間などもかえて幅と奥行きを広げてテストをしてみます。 そこでまた、いくつかのことがわかってきます。また次回が楽しみです!
iEA_RCI_3Line_2Tenjo 今回ご紹介した検証用のテスターEAはこちらからダウンロードいただけます。 デモ口座のみでご利用いただけます。 |
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