仮想通貨相場分析【6月3日】
暗号通貨
ビットコインは現在105000ドルの水準となっており、1週間前に最高価格の11万ドルを記録しましたが、その後下落調整となっています。
最高価格を到達してそのまま上昇トレンドに継続してしてほしい希望があるのですが、なかなかうまいところ上昇につながっていきません。
しかしながらビットコインはすでに最高高値圏内に価格があり、イーサリアムや他の通貨以上に高値圏に位置しています。企業がビットコインをバランスシートに組み入れたりと従来とは違って個人の投資家の枠を超えた買いの圧力があると言えます。
上昇や下落の要因の一つとなっている米国の関税に係る問題。
・米控訴裁判所がトランプ大統領の関税を復活。トランプ政権は、トランプ大統領には広範囲に及ぶ世界的な関税を課す権限がないとする米連邦裁判所の判決に対して控訴していた
・トランプ米大統領は中国が米国との関税協定に「違反した」と述べ、ベセント米財務長官は中国との貿易交渉が「行き詰まっている」と述べた
・ 米国は一部中国製品に対する関税発動停止を8月31日まで延長。トランプ米大統領と習近平中国国家主席は今週電話会談を行い、貿易について協議する予定。
・トランプ米大統領は貿易協定の締結期限を7月8日に設定し、関税の再導入を避けるため、各国に水曜日までに最善の提案を提出するよう求めた
上記のように米国はできるだけ債務を減らすようにしていますが、債券価格が下落するなどなかなかうまくいかない状況です。
次にイーサリアムですが、5月の初旬に大きく上昇し、現在2800~2800ドルのレンジ相場がしばらく続いています。
しかしながら以前に比べて下がりにくくなった印象です。タイミング的にはpectraアップグレードを起点としています。
イーサリアムは1年を目処に今の取引量の10倍を予定しており、L1チェーンの強化を進めている状況です。またイーサリアムETFのステーキングについても現在SECの見解を含めて注目を集めています。
そして、上場企業で、スポーツマーケティング企業のSharpLinkが、イーサリアムを自社の財務準備資産とすることとして、420Mドルの資金調達を行っています。
◯日本が対外純資産について2位に転落。
日本の対外純資産 初の500兆円超も… 34年ぶりに世界1位→2位に転落 日本の政府や企業、個人が海外に保有する資産から負債を差し引いた対外純資産が、34年ぶりに世界1位から2位に順位を落としましたーyahooニュース
ーーーーー
日本の対外純資産を築いた用意は高度経済成長にあると言われています。そこから貿易収支がマイナスになり、日本円の地位がどんどん落ちてきている状況です。
政府は赤字国債を発行しないとしたのは積極的な財政出動はしないということで、このまま少しつづ現状に引き継続き日本円の価値が下がっていく可能性を感じています。
インフレに強い資産を持つ。この辺がキーになるのではないでしょうか。
◯ドルは基軸通貨ではなくなる、紙幣の代わりを探せ
世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏が、Fox Newsのインタビューで、各国の債務問題と通貨の価値下落について語っている
結局、トランプ政権が支出を減らせなければどうなるのか。国債の大量発行の問題は残り、米国債は下落を避けられないだろう。
赤字削減が間に合わず、米国債の下落が止まらなくなった場合、中央銀行が紙幣印刷で国債を買い入れるしかなくなる。
そうなれば、アメリカは米国債を救うためにドルを犠牲にしなければならなくなる
だがドルが下がるからと言って、ドル円が下がるとは限らない。
ドルも円もユーロも人民元も駄目だということになればどうなるか。人々は貴金属に走るだろう。それで金価格が物凄い勢いで上がっているのであるーグローバルマクロリサーチ
◯ソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(Trump Media and Technology Group)は5月30日、ビットコイン購入を目的とした、24億4000万ドル(約3500億円、1ドル=144円換算)の資金調達を完了したと発表した。ーコインデスク
これはある程度大きなニュースになりました。要するにマイクロストラテジーのようにビットコインを購入してバランスシートに組み入れたということですが、このような動きは最近は珍しくなく増えてきている印象です。(米企業のgamestopも同じ時期にビットコインを購入しています)
これだけ企業が買い入れてくると、個人のビットコインを買う時間は多くはないのかもしれません。最近では0.1BTC持っていれば将来は安心の一つだといった声まで聞こえてきている状況です。
◯イーロン・マスク氏はXで、プラットフォームの新機能「XChat」がリリースされたことを発表しました。XChatは、暗号化されたメッセージ、消えるメッセージ、あらゆる種類のファイルの送信、音声通話とビデオ通話をサポートしています。このアプリケーションはRustで構築されており、ビットコインのような暗号化アーキテクチャを採用しています。
◯ステーキング機能のETFの可能性
米証券取引委員会(SEC)は、プルーフ・オブ・ステーク・ネットワークにおけるステーキング活動は証券取引には関係しないと述べており、仮想通貨ETFにステーキングを組み込む道が開かれる可能性がある
ーーー
POSではステーキングすることで報酬が得られる設計となっていますが、それについて証券には関係しないというSECの見解がありました。この段階では完全に承認されるというわけではないのかもしれませんが、将来的にイーサリアム、そして次にソラナ(SOL)がETF承認された際にはステーキングを利用した保有が可能になるかもしれません。
◯オンチェーンにおけるイーサリアムの位置
誰もがオンチェーン、イーサリアムに集まっている
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
×![]()
よろしいですか?