鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年4月7日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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トランプ関税はアメリカが世界に仕掛けた経済戦争の様相を呈している。自国だけが恩恵を受けると錯覚しているトランプ氏に対し、各国の報復がまた世界経済に大きな影響を与える。そして世界同時株安が始まった。週間ベースでは先週のダウ平均は前週比3,269.04安で7.9%の下落。ナスダックは同10%安。日経平均は9%安だが、本日(7日)始値33,154では10.7%安になっている。年初の高値から本日安値までは23.6%の下げとなったが、これはフィボナッチ23.6%と同じ。下げ止まりの節目の一つになりそうだが……。
さて金相場も例に漏れず下げている。株式の劇的な下げは金の下げにもつながることはこれまでも述べてきた。株式投資の損失に対して、利益になっている金相場を手仕舞いして、その資金繰りに回す行為が金の下げにつながる。これはリーマンショックや、コロナショックでも発生した。この度はトランプ関税による世界同時株安が引き金になっている。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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