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EA名人
2018/08/24 19:23
公開: 2018/08/24 19:23
更新: 2021/04/08 15:35
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連載
FX自動売買(EA)の賢い選択
FX自動売買(EA)を購入される時に注意すべき下記項目について、説明していきます。 ① 必ずチェックしておくポイント ② 10年間のバックテストと2年間の疑似フォワードテスト ③ 危険なEA ④ 資金管理方法

最適化よるカーブフィッティングのないEAとは

■ 初めに

・ストラテジテスタを使用して最適化したEAで、バックテストの結果が良いにも関わらず、

 フォワードではバックテストのような性能が出ないEAがたくさんあります。

・いわゆる「カーブフィッティング」と言われている最適化のし過ぎです。


■ カーブフィッティングとは

・カーブフィッティングとなる最適化は下図のようにパラメータの値に対して、

 利益のピークが鋭かったり、ピークが2つ存在するような時に起こりやすい現象です。 


■ カーブフィッティングの傾向の強いEA


①トレード回数が少ない

・トレード回数が少ないと少ないトレードに合わせてパラメータの最適化をしますので、

 カーブフィッティングになりやすくなります。


②バックテストの期間が短い

・期間が少なくても同様にカーブフィッティングなりやすくなります。


③マーチン、ナンピンを行っている

・マーチン、ナンピンでロット数を段々大きくして、勝率をかなり高くするやり方

 ですが、特にバックテストの期間が数年と短い場合は大きなドローダウンが受け

 ないパラメータの組み合わせが存在します。 

・そのバックテスト結果をみますときれいな右肩あがりの資産曲線ができますので、

 これはすごいとすぐ飛びつきたくなります。

・しかし、いくらナンピンの回数を増やしても勝てない場合が将来存在します。

 その時大きなドローダウンが受け、今まで積み重ねていった資産を一気に失います。 


④損切幅が利確幅よりかなり大きい。

・損切幅を大きく、利確幅を小さくすると勝率をかなり高くすることができ、

 マーチン、ナンピン同様にバックテスト結果をみますときれいな右肩あがりの

 資産曲線ができますので、これはすごいと飛びつきたくなります。

・しかし、損切が連続して行われる場合が将来存在します。

 その時大きなドローダウンが受け、今まで積み重ねていった資産を一気に失います。 


■ 疑似フォワードテスト

・疑似フォワードテストを行うことをカーブフィッティングかどうかを判定することが出来ます。

 MT5で採用されている方法です。

・もうすぐリリース予定の私の開発したEA「千紫万紅」で行った例を紹介します。


・過去12年のうち最初の10年でストラテジテスタにより最適化を行った後、

 同じパラメータであとの2年をストラテジテスタによりフォワードテストをし

 性能確認する方法です。


<10年間のバックテスト>

・期間:2006.08.01 - 2016.08.01

・純益:96,342

・平均年収益率:96.3%

・最大ドローダウン:3,692

・プロフィットファクタ:2.04

・期待利得:34.51

・勝率:73.50%

・総取引数:2,792(273回/年)


<2年間のフォワードテスト>

・期間:2016.08.01 - 2018.08.01

・純益:13,014 

・平均年収益率:65.1%

・最大ドローダウン:3,388 

・プロフィットファクタ:1.77

・期待利得:25.42

・勝率:70.90%

・総取引数:512(256回/年)


・収益率や勝率、トレード回数はやや落ちていますが、利益は確実に

 でることが確認できました。


以上。

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EA名人
EA名人
最初に 私はFX歴10年で、MT4のインディケータやEA(システムソフト)を主に作成してます。  元々はシステムエンジニアで、医療機器や産業用機器に使用するボードの製品開発を行ってました。ソフト/ハード/マーケティング/品質管理/営業等何でもやっていました。 私のFXの歴史 1.裁量トレーダー 当初はインディケータを沢山チャートに表示し、毎日パソコンの画面を1日15時間ぐらい眺めての裁量トレーダーをやっていましたが、うまく利益を上げることが出来ませんでした。また、トレーダーだけの仕事では人の役に立てないと感じ、徐々に止めていきました。 2.EAの作成 その後、EAの作成を始めました。最初の頃はなかなかPF(プロフィット・ファクタ)が1を超えるEAを作成することが出来ませんでした。 3.EXCELのVBAを使って高速最適化処理 MT4のストラテジテスタでデータを収集して、そのデータをEXCELに移行しEXCELのVBAを使って最適化処理をすることにより、最適化の速度が一気に上がりました。 現在、パラメータ120個を各20ステップで最適化するのに10分ぐらいで完了します。このEXCELのVBAを使う方法で、PFの高い、利益の大きなEAを作ることが出来るようになりました。 4.バックテストの信頼性向上 しかし、バックテストが良くても、フォワードテストの結果がよくないということがよくあります。 そこで、バックテストの信頼性向上させるため、 (1) バックテストは必ず10年間以上行い、サンプル数(母数)を出来るだけ大きくする。 (2) パラメータを変化させた時に大きく結果が波打たないフィルタを選ぶ。 (3) バックテスト10年間の内、最初の9年間でパラメータの最適化を行い、残りの1年間で疑似フォワードテストを行い、最適化の確認を行う。  5.私の目標 多くの人が経済的な不安から解放され、幸せな人生を送れるよう、安心して投資できるEAを提供するのが私の夢です。  
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FX自動売買(EA)の賢い選択
FX自動売買(EA)を購入される時に注意すべき下記項目について、説明していきます。 ① 必ずチェックしておくポイント ② 10年間のバックテストと2年間の疑似フォワードテスト ③ 危険なEA ④ 資金管理方法
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