鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2022年11月7日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週はFOMC、雇用統計など複数のビッグイベントが行われ、市場もそれなりの反応を示した。FOMCではパウエル議長が次回12月会合で利上げペースを緩める可能性を示唆したものの、実体経済と金融政策への影響による「時間差」が「非常に不透明」と言及、10月および11月のCPIと、10月の個人消費支出(PCE)物価指数を注視する考えを示した。
4日発表された雇用統計ではNFPが市場予想20万人増を上回る26万1,000人増。失業率は3.7%(予想3.6%)と、0.2ポイント悪化(前回3.5%)した。雇用の伸びは9月の31万5000人増(改定値)から鈍化した。
最終的に先週末の市場が下した結果はドル下落/ゴールド上昇であった。
10年債金利は4%以上で高止まりとなったものの、2年債の上昇が著しく、FRBの今後の利上げペース減速を示唆する可能性があるという観測に待ったをかける展開となっている。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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