“需給の鬼”こと井上哲男の相場の潮流〜プロの市場分析ノウハウと注目銘柄が分かる!|第14回
井上哲男さんプロフィール
いのうえ・てつお。スプリングキャピタル社代表、日本証券アナリスト協会検定会員。上智大学卒業後、国内保険会社の運用部門長を経て、(現オールド・ミューチュアルグループ)UAMジャパン・インクのチーフ・ストラテジスト兼日本株式運用部長に転身。その後、プラウド投資顧問、アジア最大級のファンド・オブ・ファンズの運用会社であるMCPグループなどで同職を務めた後、独立。“需給の鬼”と呼ばれ、日経CNBCテレビ「夜エクスプレス」「〜攻めのIR〜MarketBreakthrough」、ラジオNIKKEI「アサザイ」などのパーソナリティも務めている。
オリジナルのテクニカル分析や需給動向により、独自の視点から株式相場(株式指数)の方向性を分析する井上氏のメルマガ「相場の潮流」、井上氏とBコミさんこと坂本慎太郎氏が相場解説、ピックアップ銘柄の紹介を行う動画スクール「勝者のスクリーニング-株ハイブリッドバトル-」がGogoJungle(ゴゴジャン)から好評発売中。
メルマガ:相場の潮流
動画スクール:勝者のスクリーニング‐株ハイブリッドバトル‐
※この記事は、FX攻略.com2021年5月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
市場に生まれた新たな言葉
マーケットには次々と新語が生まれるが、米国のロビンフット証券が提供する手数料無料の証券投資アプリを用いて売買する「ロビンフッターズ」という言葉が生まれた。
彼らは当初、ゲーム専門店のゲームストップ、映画館のAMC、衣料品のエクスプレスなど、流動性に比べて空売り残高の大きい銘柄を買い上げ、空売り投資家にマージンコール(追加の証拠金差入れ)が発生して買戻しを行うことをもくろみ、その"矛先"は遂に銀の先物などにまで及んだが、ゲームストップの株価は1月27日の347・51ドルをピークに下落し、2月19日時点で40・59ドルにまで低下したことから、その動きは収まったかのように見える。
Is it OK?