投資家が力量を上げるためのトレード大会

業界レポート

　眞壁©︎日経平均と為替 @mkb1618　さんは、投資家が力量を上げるために、取引を互いに切磋琢磨しながら行うことが有益と考えられていて

MKB杯というトレード大会を行なっています。

　裁量トレード、EAトレード、いろんな投資家の方がいらっしゃるようですが、その一部の方の成績は、REAL-TRADEでも公開されています。

REAL-TRADE　＃MKB

https://real-trade.tech/search?q=MKB

　眞壁©︎日経平均と為替 @mkb1618　さんの、トレード大会やEAへの考えは、以下の通りです。

　私が自動売買の存在を知ったのはＦＸを始めて間もない頃でしたが、2010 年頃は「自動売買は負ける」という認識がありました。というのも為替市場はＦＲＢの金融緩和を始めとして超円高やら日銀介入、ユーロの乱高下、高金利通貨の下落など、ファンダメンタルズ起因が強かったからです。

　それでもテクニカル分析を主とするトレーダーは大勢いました。ＦＸの入門書や証券アプリでは多数のテクニカル分析が紹介されており、それは当時に限らず今も続いています。しかしテクニカル派のどれほどがその後に資産を積み上げたでしょうか。私が見る限り、大半の人たちが退場していなくなりました（特にスワップ派は全滅）。

　私にとっての転機は 2019 年 10 月に始めた MKB 杯トレードバトルです。これは私が連載している FX 攻略.com 誌からの派生で、元は「30 万円を 3 ヶ月でどれだけ増やせるか」という企画でした。総勢 39 名が参加し、結果として優勝したのは私でしたが、驚いたのはそのうち 10 名近い参加者が自動売買（ＥＡ）を使用していたことです。そして準優勝という形でＥＡトレーダーである金ツッパ侍さんが成果をあげました。彼の存在があってこそ、私も「なるほど、勝てるＥＡはある」と確信させられたわけです。とはいえ、重要なのは「負けるのが大半」ということです。

　私は 2015 年に投資系メールマガジンを始めて、これまで手法や相場観を語ってきました。主たるはファンダメンタルズです。テクニカル分析に傾倒しやすいＦＸトレーダーに対してもファンダメンタルズ起因による方向感を示すことで生存率を高められたと思っています。トレードは奪い合いだという考えも勿論ありますが、身近にいる人には勝って欲しい、幸せになって頂きたい、と願っています。今回、ＥＡに関わることにしたのは「勝てるなら勝てるものだけを紹介したい」と考えたからです。当カフェはＥＡに造詣が深い金ツッパ侍さんのお知恵を拝借し、さらにゴゴジャンさん協力の元、おすすめのＥＡをご紹介、そのまま使用可能となっています。「これまでＥＡを使ったことのなかった人」から「既にＥＡを使っている人」までお役に立てるものを志向しています。

Written by Hayakawa