【連載記事】損切り直後に相場が反転する理由
どもいくらです。
「勇気を出して損切りした、SLに到達した直後に上がっていった…」
誰もが何度も味わう相場のあるあるですよね。
まるで自分の行動を見透かされたかのように反転するこの現象。
自分をあざ笑うかのような現象
実はそれ、偶然ではなく「必然」です。
この記事では、損切り直後に相場が反転する理由と、
そのノイズに翻弄されないための考え方をお伝えします。
【1:相場が「あなたを狙っている」ように感じる理由】
大口投資家やMMは多くの人が「損切りを入れる場所」を知っています。
また損切がでるとどの程度の量建玉がほうしゅつされるかも。
多くの人が「直近の安値の少し下」「レンジの下限付近」に
損切り注文を置きます。
そのため、その価格帯には大量のストップ注文(逆指値)が集中します。
マーケットメイカーや大口投資家はそのストップを狙って動きます。
一度ストップを刈り取ってから反転す。
これがいわゆる ストップハンティング です。
あなたの損切りが「狙われた」と感じるのは、
実際に意図的な動きが起きているからなのです。
ではなぜ、みんなでハッピーに儲けようとせず、ハンティングしてくるのか
それは、上昇したときの利確売りの重し、これは聞いたことある人は多いのかなと思います。
もう一つ、これがさらに大事「ポジションの追加」です。
大口は、損切で大量に放出された玉に対して買いをぶつけポジションを組むのです。
【2:ノイズとトレンドを見分ける目を持つ】
相場の本質は「ノイズ(短期のゆらぎ)」と「トレンド(本流)」の共存です。
短期的なノイズに反応して損切りすれば、
本流が見えた頃にはポジションを失っているという現象が起きます。
特にゴールド(XAU/USD)やビットコインのような
ボラティリティの高い銘柄では、
10ドルのノイズの中に100ドルのトレンドが隠れていることも珍しくありません。
損切りが早すぎると、
「小さな波に飲まれて大きな波を逃す」状態になるのです。
決済が短期トレード以外の人は4時間レベル以下はノイズがると思った方がいいでしょう。
【3:損切りは価格ではなく構造で決める】
昔スクールしていた時、よく質問されていたのが「〇pips下がったら損切りしますか?」
です。本質的にはそれが間違いの始まりです。
損切りは数字ではなく、テクニカル分析で決めるべき。
つまり、「その下に買い手がもう存在しない位置」──
相場の構造が崩れたときが、本来の損切りポイントです。
たとえば上昇トレンド中なら、
-
前回安値を割ったとき
このような構造の破壊が確認された瞬間こそ、
損切りのタイミング。↑これが一般的な損切の認識だと思います。
前回安値を割って出来高をともなって価格が一気に下がった。
このようなプライスアクションが確認された瞬間の安値こそ、
本当の損切りのタイミングです。
そもそもエントリーをここですればいいんです。
【4:損切りしてから上がるを防ぐための3つの視点】
損切りの精度を高めるには、
以下の3つの視点を持つことが効果的です。
-
「損切りライン=群衆が置く場所」を避ける
→ ストップハンティングを避けるために、
わざと数pips下(上)にずらすだけでも大きな違い。さらにそもそものエントリーをハンティングの位置の下でするべきである。
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ノイズの許容幅を時間軸で考える
→ M5で見ると逆行に見えても、H1では押し目であることが多い。
さらにH1では、まだまだ下げる余地がある。トレードする時間軸に応じて損切幅を再定義する。
決済幅のボラより、大きい時間足でエントリーを考えるべき。
-
感情ではなく構造で決断する
→ 「怖いから切る」ではなく、「トレンドが壊れたから切る」。
この一線を引くことで損切りの質が変わります。つまり、清算が出たあとさらに割っていくようであれば切る。
【5:まとめ ─ 損切りは避けるものではなく戦略】
損切りとは、負けではありません。
「次の波に乗るための入場料」です。そもそもリスクリワードの戦略を組めていれば
損切などあって当たり前、あとは今回の内容を意識して立ち回れば、
成績は上昇していきます。
損切りしたあとに上がるのは、
あなたが「間違った」からではなく、
市場の構造がそう設計されているから。
重要なのは、
ノイズの中でエントリーしない自分のルールを守れる力です。
【ストップハンティングに合わせてオートエントリーロジック】↓↓↓
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/64612
Is it OK?