仮想通貨相場分析【9月30日】
暗号通貨
仮想通貨市場の動向と外部要因
ビットコイン・イーサリアムの価格動向
ビットコインは現在11万3,000ドル水準で推移しており、先週の下落から反発を見せています。9月18日から続いた下落は、先週11万ドルを割ったところで反発しました。
これは、利下げがすでに織り込み済みであったことや、9月のアノマリー(特定の月に見られる傾向)が影響した可能性がありますが、具体的な下落要因に関する情報は多く出ていません。
一方、ゴールド(金)と株価は、ビットコインとは対照的に最高価格を更新するなど上昇が継続しています。SECのパウエル議長も株価が高値であることを指摘する見解を示しています。
今後2025年後半にかけての相場展開が注目されますが、もしゴールドや株がどこかの段階で下落した場合、仮想通貨市場にも少なからず影響があると見られています。また、仮想通貨市場が上昇し始めた途端に、他の金融資産が下落して巻き添えを食うシナリオも、投資家の中には少なからず存在するでしょう。
仮想通貨市場にとって、9月はパフォーマンスが悪い月の一つとされていますが、10月、11月はパフォーマンスが最も良い月であると言われており、今後の展開に期待が集まります。
現在、ビットコインの恐怖強欲指数(Fear & Greed Index)は「中立」の50です。これは9月中旬の利下げ前の状況と同じ水準です。その後、ビットコインは利下げ発表後に一時的に大きく下落し、9月27日には33まで低下しましたが、現在は50まで回復しています。
イーサリアムは現在4,100ドル水準です。9月中旬からはビットコイン以上に値下がり幅が大きく、3,800ドル付近まで下落した後、反発しています。
この下落中に、トム・リー氏率いるビットマインが戦略的にイーサリアムを購入していた模様です。
また、ETF関連では、ステーキング付きのイーサリアムETFがFRBに申請中です。現在保有されているイーサリアムETFを通じて金利収入が発生するようになれば、仮想通貨市場に大きなインパクトを与える可能性があります。
主要なニュースと関係者の見解
1. 関税問題と政策動向
関税問題については依然として不透明感が漂っています。9月26日には、以下の内容が発表されました。
1 医薬品に**100%**の関税
2 キッチンキャビネットに**50%**の関税
3 バスルームの洗面台および関連製品に**50%**の関税
4 張り地付き家具に**30%**の関税
5 大型トラックに**25%**の関税
6 金利を2%に引き下げる発言
2. SEC議長の発言と規制動向
SEC議長のポール・アトキンス氏は、**暗号通貨が現在の「優先事項」**であると述べています。
直近では、ETFの簡素化が図られ、承認プロセスがこれまで以上に短縮されることになりました(※記事下部で紹介)。
このように、SECは以前の議長とは異なり、仮想通貨の規制に対して積極的に動いている状況です。
3. 有力者による仮想通貨への言及
・「世界最高のIQ記録保持者」YoungHoon Kim氏が、「ビットコインは経済の未来の唯一の希望である」と主張しました。具体的な理由はまだ記載されていませんが、彼の全財産をビットコインにしたという情報も上がっており、彼のビットコインに対する考え
方は興味深いところです。
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
(本記事は2016年から配信をしております)
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