FOMCでは0.25%の利下げを決定、ドル円は一時145.48円まで下落。
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【9/17相場概況】
東京時間、ドル円は米利下げ観測の高まる中、146.28円を下抜けて146.21円まで下落。その後は仲値にかけて本邦実需勢のドル買い観測で146.61円まで反発。欧州時間、ドル円はFOMCを控えた調整の中、146.68円まで上昇。NY時間、FRBはFOMCで市場予想通り政策金利を0.25%の引き下げを決定。声明では「雇用の伸びは鈍化し、失業率は小幅に上昇したものの、依然として低水準にある」「委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視しており、雇用に対する下振れリスクが高まっている」と指摘した。9/16に理事に就任したミラン氏が反対票を投じ、0.50%の利下げを主張したことが明らかになった。同時に公表されたFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)では、2025年末時点の中央値が3.625%に引き下げられ、年内残り2回の会合で利下げを示唆。
政策金利発表後、ドル円は一時145.48円まで下落。しかし、売り一巡後、米10年債利回りが上昇し、ドル円は147.05円まで反発。
なお、パウエルFRB議長はFOMC後の会見で「雇用減速の大部分は労働人口の減少を反映」「リスクバランスは変化し、雇用に対する下振れリスクが高まっている」と述べた。また、「今日の決定はリスク管理の利下げだ」「今回の会合で0.50%の利下げは広く支持されなかった」などと発言。市場の一部ではパウエル氏の発言が「今後の利下げに慎重」と受け止められた。
【9/18相場観】
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