9割のトレーダーが知らない「戦略」と「戦術」の違いとは?
「戦略」と「戦術」。
ビジネス書や軍事の本を読んでいると必ず出てくるワードですが、トレードにおいてもこれを正しく理解している人はほとんどいません。実際、僕自身もトレードを始めた頃は完全にごちゃ混ぜにして考えていました。
でも、あるとき気づいたんです。
「戦略を間違えれば、どんなに戦術を駆使しても勝てない」と。
戦略とは?戦術とは?
僕が分かりやすく説明するならこんな感じです。
- 戦略 = 「今日はどの山に登るか」
- 戦術 = 「その山をどのルートで登るか」
つまり、戦略は大枠の方向性であり、戦術はその戦略を実行に移すための具体的な行動パターンです。
相場に置き換えると、
- 戦略:今の相場はトレンド相場なのかレンジ相場なのか?それによって買いで攻めるのか、売りで狙うのか、あるいは静観するのかを決めること。
- 戦術:実際にどのエントリー手法を使うのか。押し目買いなのか、ブレイクアウト狙いなのか、逆張りなのか。
人間が扱える戦術は「13」しかない
ここで重要なのは、人間の裁量トレードにおける戦術は13種類しかないという事実です。
「え、そんなに少ないの?」と思うかもしれません。
でも実際、突き詰めるとこの13の型しか存在しません。
もちろんAIやヘッジファンドのアルゴリズムなら、複雑な戦術を組み合わせたり、瞬時に切り替えたりすることができます。チェスの世界王者がAIに勝てなくなったのと同じで、人間の反射神経や記憶力には限界があるからです。
ただし僕ら一般トレーダーは、「13の戦術を正しく戦略に応じて使い分ける」だけで十分です。
「EAやシステムトレードで良くない?」という罠
ここで必ず出る質問がこれです。
「じゃあ自動売買(EA)に任せればいいじゃないですか?」
答えはシンプル。
やめた方がいいです。
なぜなら、僕らが啓蒙している「正しい手法」や「場所の情報理論」「追い風情報理論」などの本質を、市販のプログラミング言語で組み込むことは不可能だからです。
実際、EAを70個作りました!と豪語する商材屋さんを見かけることもありますが、それは“戦術をランダムに自動化しているだけ”にすぎません。戦略も場所の情報も追い風も一切考慮されていない。だから一時的に勝てても必ずどこかで破綻します。
戦略と戦術の違いを知るだけで勝率が変わる
僕がトレードを始めたばかりの頃は、毎日のように「今日は逆張り!」「いやブレイクアウトだ!」と気分で戦術を選んでいました。
当然、結果は負け続き。
でも「戦略ありきで戦術を選ぶ」という基本に気づいた瞬間、劇的に結果が変わりました。
例えば、
- トレンドが強いときは「押し目買い戦術」
- レンジ相場なら「サポレジ逆張り戦術」
- イベント前後なら「やらない戦術」
このシンプルな切り替えを徹底するだけで、トレードは安定していきます。
まとめ:13の戦術を全部マスターせよ
あなたが今日から意識すべきことはたった一つ。
👉 戦略を決めてから戦術を選ぶこと。
そして13の戦術を全て使いこなすこと。
それ以上でも、それ以下でもありません。
EAや商材に振り回されず、地に足のついた「戦略と戦術の理解」を武器にしていきましょう。
きっとあなたのトレードは今まで以上にブレないものになります。
👨🏫 追伸
「13の戦術」については、また別の記事やメルマガで一つ一つ丁寧に解説していきます。楽しみにしていてくださいね!
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