【スキャルピング】2025年8月8日 ユーロ円の振り返り
今回は、2025年8月8日のユーロ円スキャルピングトレードの振り返りを行なっていきます。
僕が実際に使っているツールや、トレードの考え方について、できるだけシンプルに解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
■使用したツールと環境
トレードの再現性を高めるために、まずは僕が使っているツールと、その設定値を公開します。
① トレンドの深い押し目見つける君
長期足のトレンド方向に、短期足で押し目ができたタイミングをサインで教えてくれるインジケーターです。
【パラメーター設定】
Trend_filterを1時間足、Trend_filter2を15分足にすることで、
長期的なトレンドの方向性を確定させます。その上で、oshimeを5分足に設定し、長期トレンドの中で発生した
短期的な押し目を捉える仕組みです。
②トレンドカラー
現在の相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかを、サブウィンドウに色で表示してくれるインジケーターです。
【パラメーター設定】
このインジケーターも「トレンドの深い押し目見つける君」と考え方は同じで、1時間足と15分足の方向が揃ったときに、トレンドが発生していると判断します。
視覚的にトレンドを把握することで、エントリーの準備がしやすくなります 。
■トレード環境
通貨ペア: ユーロ円
ツール適用足: 1分足(5分足でもOK)
■当日のトレード振り返り
1. 相場環境の確認
まずは、サブウィンドウの「トレンドカラー」を見て、当日の大きな流れを把握します。
この日は、最初に下降トレンド(青色エリア)が発生しましたが、その後はずっと上昇トレンド(赤色エリア)が続いていることが分かります
よって、この日の基本戦略は「上昇トレンド中の押し目を狙った買い(ロング)」に絞り込みます。
2. エントリーと利確の基本
戦略が決まったら、あとは1分足(または5分足)で「トレンドの深い押し目見つける君」のサインに従ってエントリーしていきます。
利益の確定(利確)は、欲張らず1〜10pips 程度の利益が出たらサクッと決済するのが、スキャルピングのコツです
決済のタイミングを計るには、ストキャスティクスを使うと便利です。
買われすぎ・売られすぎの水準に達したら決済、というように機械的な判断ができます(例↓↓)
3. 含み損が発生した場合の対処法
さて、ここからが本題です。
いくら長期トレンドに従っていても、上記チャート画像のA・B・Cのポイントのように、エントリー後に価格が逆行して含み損を抱えてしまうことは当然あります
ここで狼狽してすぐに損切りしたり、無計画にポジションを追加(ナンピン)したりするのが、初心者が陥りがちな失敗パターンです。
そうではなく、明確なルールに基づいた「計画的な分割エントリー」で対処していきます。
■考え方と注意点
これから説明する方法は、含み損を抱えたポジションの平均取得単価を有利にし、その後の小さな価格の戻りでも、損失を軽くしたり、利益に変えたりするための戦術です。
ただし、この戦略は長期トレンドが継続することが大前提です。想定通りに価格が戻らない場合、損失が通常よりも大きく膨らむリスクを伴います。
そのため、必ずこれから説明するルールを守って、練習に臨んでください。
■計画的な分割エントリーと決済のルール
1. 追加エントリーは最大5回まで
最初のサインでエントリーした後、追加でポジションを持つのは最大5回までとします。(合計6ポジションまで。合計6ポジションを持てるように余裕ある証拠金(証拠金10万円の場合は0.01ロットスタートなど)を用意します)
2. 利確は「+1pips」で徹底
複数ポジションを持った場合は、全体の合計損益が+1pipsでもプラスになったら、欲張らずに全てのポジションを決済します 。
■最も重要な「損切り」のルール
これが、資金を守るための命綱になります。
以下のどちらかのルール(ご自身のルールでもOK)を、エントリーする前に必ず決めておきましょう。
- ルールA(テクニカルで判断):
追加ポジションを持った状態でさらに価格が逆行し、ローソク足の安値(買いの場合)を明確に下回ったら、全てのポジションを損切り。
- ルールB(資金管理で判断):
「1回のトレード(分割エントリー含む)の総損失額が、口座資金の2%を超えない」というルールを設けます。含み損がこの金額に達したら、機械的に全てのポジションを決済します。
このような感じで、独自の損切りルールを決めて、安心して計画的な分割エントリーを行います
■まとめ
今回解説した内容は、あくまで僕のトレード手法の一例になります。
特に、分割エントリーのpips幅や、自分に合った損切りルールの設定は、練習を通じて最適化していく必要があります。
「合計ポジションまで」「損切りは資金の2%まで」といった具体的なルールを守りながら、まずはデモ口座で繰り返し練習してみてください 。
【お知らせ】
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