【25.08.10】専業トレーダーから見たドル円!ざっくり環境認識!
FX
◉ドル円の状況
①利下げ観測後退から弱かった雇用統計で年内のFOMC全て利下げ織り込みへ
利下げ観測の変更
👆CMEグループが提供しているフェドウォッチの利下げ織り込み表。左の日付がFOMCの開催される日。年内3回(9/17・10/29・12/10)を見ると現在の政策金利
425-450から25づつ下がっている。市場参加者は次回1回目の利下げで0.25%の利下げを、10月2回目の利下げで0.25%、12月も3回目となる0.25%利下げと見ていることが分かる。
⇒ということで利下げ観測からドル売りとなったのでドル円は下がりやすい状況。
②日銀利上げ見送りで年内利上げなし。早くて年明けか?と言われていたが
日米貿易協議合意と関税の状況から年内利上げ観測が加速
⇒植田総裁の会見で円安となったが円高に振れるか迷っている。円安なら企業に恩恵があり、円高なら国民に恩恵がある状況。物価高を是正するのか容認するのかの二択の状況。
③投機筋の動向
👆投機筋は過去円を売る事は多かったが、今回歴史的な水準で円を買っていた。しかし140円を明確にブレイクできていない。徐々にドル円の底堅さを警戒したのか円買いポジションを解消してきており相場も円安へ向かう事が増えてきた。すんなり投機筋が円買いから円売りに転換していくのか注目されている。
⇒こちらは円買いから円売りへ向かっているのでドル円は上方向を示唆している。
④テクニカル分析
👆月足/コロナ相場で上昇しフィボ61.8をサポートに調整中。明確な押し目形成なら半値の50、132円。38.2なら126円割れ。強い円安なら押し目と言える押し目はないかもしれないという状況か?ただし38.2までの下落があるとレジスタンスラインがサポートラインに転換するロールリバーサルに期待できるし高値掴みしたポジションを一掃してから反発上昇となる。
※週足以下についてはコーチングにて公開しています。
⑤まとめ
注目しているのは米経済の後退による米株の下落です。
ドル円がしっかり下落するならリスクオフです。現在リスクオフになる要因は世界同時株安レベルのリスクオフじゃないと円買いは起きないと考えています。
逆に米経済が軟着陸できるなら米株が安定するなら、ドル円は極端な円買いは発生せず押し目らしい押し目なく上昇していくものとも考えられます。
今後の株の動向に注目しながらトレード戦略の精度を高めていきたいと考えています。
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