★勝つためのロードマップ★
第1章|勝つためのロードマップ(理論編)
── 感覚ではなく、確率で勝つ ──
「当てようとする」限り、勝てない
多くのトレーダーが市場で勝てない最大の理由。
それは「当て続けよう」として戦っているからです。
勝ち負けを1回ごとに気にして、負けたら熱くなり、すぐに取り返そうとする。
その結果、ロジックをコロコロ変えたり、焦ってエントリーしたりといった“自滅”が起きます。
しかしもし、「負けを含んだ戦略」でトータル利益が確信できていれば?
感情に振り回されることなく、淡々と正しいトレードを積み重ねることができるはずです。
実際、初心者が最もやりがちなのが「当てようとすること」。
ですが、相場を読んで正解を出そうとすればするほど、本質的な「勝ち」からは遠ざかっていきます。
相場を完全に読むことより、
まずは、「 確率と再現性を信じる」にシフトしましょう。
トレードにおける唯一の味方は確率
では、勝ち続けるにはどうすればいいのか?
その答えはシンプルです。
「勝率」×「リスクリワード」= 期待値
この公式さえ守れば、トレードは利益の積み重ねになるのです。
たとえば、
勝率60%
リスクリワード 1:1(利益と損失が同額)
この場合の期待値はプラスです。
10回トレードすれば、理論上6回勝って4回負ける=利益2回分。
感情や直感ではなく、「数字」で設計されたこのルールこそが、トレードでの唯一の武器となります。
「そんなん分かってるよ」でも、現実はそんな簡単じゃないじゃん。
実際には、こう思いますよね。
「本当に自分のロジックは勝率60%あるのか?」
「今回はたまたま勝てただけでは?」
「負けが続いてる…ロジックが壊れたかも?」
「次は勝てる気がしない…」
そう、不安・疑念・感情の嵐によって、
せっかく構築したロジックを途中で変えてしまう。
これこそが、最大の敵「疑心暗鬼」です。
「あと3回回せばプラスになる」
そう分かっていても、目の前で負け続けると信じきれない。
この疑心暗鬼を攻略するために、勝ち続ける=勝率が高いものにシフトすれば解決します。
「勝率に重きを置いて、疑心暗鬼」を倒す。
勝率を高める、そのために優位性が高いのがEA(自動売買)です。
EA嫌い、高勝率嫌いだった私がEAを実際に運用しEAの優位性に気づき、活かす考え方をまとめました。
ここからは「EA」を使った、リアルトレードの結果をもとに、
誰でも再現可能な勝てる確率戦略のロードマップを体験してみてください。
第2章|EAのリアルトレード実績
まずEAの7月のリアル運用の結果を見ていきましょう。
勝率 98.67%
リアル戦績は 38戦 37勝 1負(97.4%)。
このあと、さらに37勝したと仮定すると上記勝率が算出されます。
逆に、39戦37勝2負けしたことを想定すると(94.87%)
利益率 100%までのトレード回数 22回
200%までのトレード回数 +14回
300%までのトレード回数 +10回
400%までのトレード回数 +8回
500%までのトレード回数 +6回
このEAはトレード数が進むごとに、回収スピードが加速していきます。
第1ステージ(+100%)は22トレード、第2ステージは14トレード。
そして第5ステージでは、わずか6トレードで元本の+1**%の利益を狙える設計です。
第4章|勝つためのロードマップ(実践編)
では、リアルトレードの勝率・利益率・損失率から、どのような資金管理をしていったら期待値が高く、利益を残しやすくなるのか。
ロードマップを作成していきましょう。
・参考値:勝率 98.6%
利益率 第3章参照
損失率 1**%
平均連勝確立 71回勝って1回負けるペ-ス
原資 5万
・戦略として、1**%毎の利益率をステージ分けします。そしてトレード回数と勝率からステージごと到達する確率を算出しました。
ステージのサイクルで勝敗をわけることで、冒頭で話した「 確率と再現性を信じる」に強い影響を与えてくれます。
この算出された数字から、どこで出金すると効率が良いのか見えてきます。
結論:トレード回数まで含めて考えると、出金ポイントはここ!
一見すると、第2ステージ(+15万円)が「成功率と利益のバランスが良く、最も効率的」に見えますが、
実際には1トレードあたりの利益効率を考慮すると状況は逆転します。
具体的には──
第4ステージ 1トレードあたりの利益が最も効率的なゾーンの一つ。
第5ステージ 時間・回数あたりのリターンが圧倒的です。
逆に第1ステージは22トレードかけて+5万円のため、「時間の割に増えない」という評価になります。
したがって、
「安全に回すなら第2」、「資金を効率よく増やしたいなら第4・第5まで引っ張る」
という判断が、最も合理的で戦略的です。
ドローダウンを恐れて早期出金してしまうと、「時間×確率×利益」の黄金バランスを逃す可能性もあることを、戦略設計のうえで知っておくべきです。
まとめ:勝率と確率の“本当の意味”を理解しよう
今回は、2025年7月にリアル運用したEAの実測データをもとに、勝率・利益率・連勝記録を算出しました。
もちろんロット調整によって多少のズレは発生しますが、これは戦略的にコントロールすべき変動であり、EAの“伸ばせる余白”でもあります。
また、連勝数の上振れ・下振れについても理解しておくことが大切です。
それを知らないと、わずか1回の負けで「ロジックが壊れたのでは」と疑い、トレードを崩してしまいがちです。
連勝確率の“体感的ズレ”
パチンコ経験者ならわかりやすいかもですが、パチンコで言えば、「北斗の拳」や「黄金騎士牙狼」などの継続率80%機。
理論上の平均連チャン数は5連ですが、体感的にはケンシロウの調子がいつも悪く「単発ばかりじゃん」と思ったことありませんか?
これは、裏で絶好調なケンシロウが40連・50連といった“神引き”が発生していることで、
全体の統計として80%が保たれている=収束しているという構造です。
経験がなくわかりにくい方、うまく説明できず申し訳ありません。
トレードも同じ。試行回数を重ねることで確率は力を持つ
1回目で負けたからといって、ロジックが壊れたわけではありません。
統計とは数をこなしてこそ意味を持つものです。
「勝率80%」とは、10回に8回勝つことではなく、100回、1000回と積み重ねていった先に見えてくるもの。
最後に伝えたいこと
継続こそ、最大の武器です。
感情を排除し、確率を信じ、ルールを守り続ける。
この姿勢こそが、「確率で利益を取る」戦略なのです。
そして勝率に重きを置くことで、「負けを含んだ戦略」でトータル利益が確信できるはずです。
よろしいですか?