投資の王道(その194) - 相場分析編 -
1. 2025年前半のUSDJPY相場分析
USDJPYの日足チャートを振り返って分析すると、2025年1月に、上昇トレンドから下降トレンドへのトレンド反転を起こしています。
上の図は、USDJPYの日足チャートです。後からの解析ですが、1月USDJPYで売りポジションを建てて、4月に決済したとすれば、1600pispもの利益が無理なく得られたことになります。
2.USDJPY日足の詳細分析
日足チャートに「通貨強弱見える化インジケータ」を入れてみました。
上半分がUSDJPYの日足ローソク足チャート、下半分が通貨強弱インジケータによるものです。
1/10 日足の最高値
1/14 通貨強弱グラフ差が最大(USD – JPY)
1/15 ローソク足が移動平均線EMA20を割り込む
1/20 通貨強弱グラフが、その移動平均線を割り込む
1/22 ローソク足の戻り(EMA20より上に)
1/23 2回目のEMA20割れ
ダウ理論によれば、「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」ので、高値更新ができなかった1/23までは、上昇トレンドが継続しているとみなすわけです。
一方、通貨強弱インジケータでは、通貨強弱の差に注目しているので、通貨強弱の差が最大に達して、通貨強弱差の移動平均を割り込んでくれば、「売り」の判断ができます。通貨強弱グラフが、その移動平均線を割り込んだ時点で、赤色の下向き矢印が表示されるので、この矢印に従って「売り」トレードを仕掛けることができます。
以上は、日足での判断です。
3.1時間足で見たUSDJPYチャートの動き
では、もう少し細かくして、USDJPY1時間足チャートで、最高値到達以降の推移を見ることにします。
1時間足での「売り」エントリーポイントなら、1/15の直近安値割れが明瞭でしょう。既に、1時間足で高値を更新しておらず、移動平均線(EMA20とEMA200)もデットクロスしているので、売りの条件が整っています。
もし、ここで売り建てをしなかった場合でも、ダブルトップネックライン割れが出現するので、ここから売りを仕掛けても良いでしょう。もちろん、レートが戻ることもありますが、直近安値に引いた水平線がサポレジラインになるので、損切りをこの水平線の少し上に設定しておけば安心です。
<結論>
よろしいですか?