【第08回】RCI x 3本「二重天井・二重底」って、どうなの?(全15回)
FX
お願い! 初めてこの連載記事をご覧になっている方は、ぜひ「第1回」からご覧ください! 前半にもとても大切なことを載せていますし、この解説に出てくるインジケータやサインツール、テスターEAの無料配布なども行っております! |
RCI「二重天井・二重底」
今の時期は【Case:B】が旬!
こんにちは!
そして、こんばんは!
Trezoの開発チームです!
前回の「第7回」は、「通貨ペア、時間足、そしてその時の相場に合わせた設定で効果UPをねらうことができる」ということを知りました。
勝つため、勝ち続けるためには検証も重要であり、自信が持てるトレードを行うようになれることも学びました。
今回がちょうど折り返しの回となります。これからもまた、初心者の方でもわかりやすいように、図解やツールを使いながら進めていきたいと思います!
次回(第9回)、次回もまた実践でも利用できるツールを無料でさしあげます!!
お楽しみに!
そのツールを正しく、そして効果的に利用するために、今回はとても重要な回となっています!
特に後半です!
それではご一緒に、楽しみながら見て行きましょう!!
前々回(第6回の終盤)の「AUDUSD」、「M1」、「右下がり」の件、先に見てしまいましょう!
(回をまたいですみません、とても大切なことが含まれるため、じっくりとやっていきたかったので、、)
デフォルト設定
■1年間 / Lots:0.01(最少ロット)
■通貨ペア:AUDUSD ■時間足:1分
■最大ポジション数:1(両建時:2)
■RCI取得ライン(全規定値):長期線80%, 中期線80%, 短期線-80%
■決済条件:反対ポジション取得時
■決済オプション:DeMarkerなし、トレーリングストップなし
■モード:【Case:A(トレンド)】
デフォルトでテストを行いました。
当初の思惑の通り「二重天井」が出たらBuyポジションをエントリー、そして「二重底」がでたらSellポジションをエントリーというように、長期線と中期線があるトレンド方向への戻りをねらいました。・・・【Case:A(トレンド)】
しかし、残念ながらここで勝つことはできませんでした。
ところが、何となくキレイな右下がりに気づきます!
さっそく「二重天井」はSellポジション、「二重底」はBuyポジションでテストをしてみることにします。まったく真逆のエントリーです。
■1年間 / Lots:0.01(最少ロット)
■通貨ペア:AUDUSD ■時間足:1分
変更点
■モード:【Case:B(反転)】
のみ
結果はきれいな右上がりとはいかないものの、見事にプラスとなりました!
ねらいは成功です!
上の2つの違いは、【Case:A(トレンド)】ねらいか、【Case:B(反転)】ねらいでトレードしたか、だけです。
パラメータの設定値は全てデフォルトで同じです。
今回は【Case:A(トレンド)】で規則的な右下がりが見られた場合に、【Case:B(反転)】ねらいが有効であることをお見せしたかったので、設定値は全てデフォルトにしておきました。
これから設定値を変更したり、また他の決済方法を組み合わせれば、更に勝てるようになりそうです!
これから【Case:B(反転)】について、もう少し詳しく見ていきますが、お伝えしたい大切な事があります。
【Case:B(反転)】をねらう上でこれからご説明することを知っておくと、自信をもってトレードができるようになり、更に効果が上がることでしょう!
とてもかんたんな原則です。なぜ【Case:B(反転)】が頻繁にでてくるのか、それを知っていただきたいと思います。
それではいきます。
次の2つの画像は【Case:A(トレンド)】ねらいで勝てた例です。
「二重天井」のサインのあと、価格がまたトレンドに戻り上昇していきます。
次も同じように「二重底」あとに元のトレンド方向に戻った勝ちパターンです。
サインがでたあとに長期線と中期線に引かれるように、短基線がまた同調する動きを見せています。サイン後の値動きもしっかり、勝ちパターンですね。
ところが、次は前と同じように「二重底」のサインが出たのでSellポジションをエントリーしたところ、その直後に値動きが反転して負けてしまった例です。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
そもそも、「二重天井」、「二重底」とは、価格がある程度同じ方向に動き続ける、つまりトレンドが形成されている状態に出るものです。
次を見てみてください。サイン前は同じ方向に値動きが続いていることがわかります。
特に長期線はバー「52本」という設定値ですので、なかなかの”ゆっくりさん”です。
ある程度このような状態が続かないと、サブチャートの □ の中ように長期線と中期線が下の方に張り付くという現象は起こらないのです。
そして実はもう一つ、サイン後のケースとして【Case:C(横ばい)】というのがあります。サイン後に値動きが止まりほぼ停滞するという状態ですが、このケースはとても少ないのです。
それは、なぜでしょうか?
同じ方向への値動きがある程度続いているということは、、
そもそもこのRCIというオシレータは「買われすぎ」、「売られすぎ」
を見るための指標ですので、「二重天井・二重底」が出る時には「売られすぎが続いている」または「買われすぎが続いている」という状態といえます。
その後は強いトレンドがさらに続くということもあれば、当然のことながら反転することも多くなってきます。そして、この反転の場合には、今までの借りを返すかのように大きく値が動くことがよくあります。
当初の【Case:A(トレンド)】ねらいでエントリーした場合での大負けパターンです。
なぜ、わりと頻繁に【Case:B(反転)】が起こるのか、その場合にはなぜ値が大きく逆方向に動くのかがお分かり頂けたのではないでしょうか。【Case:A(トレンド)】ねらいの場合も【Case:B(反転)】に気を付け、その反対に【Case:B(反転)】ねらいの時も【Case:A(トレンド)】を意識することがより安全で効果的なトレードとなります。
【Point!】
実は今回の検証をいろいろとやっているうちに大きな事実に気づきました。
1分足でいくつもの通貨ペアで検証してみたところ、ここ数年(数カ月~1・2年)までの長い間は、定説の「二重天井・二重底」は【Case:A(トレンド)】ねらいで勝ててました。
ところがその定説が少しづつ動きはじめているのかもしれません。
(参考までに)
こんなテストやってみました。
1分足の10年間で行ったテストです。今から1・2年前までは、【Case:A(トレンド)】で勝てていましたが、最近では【Case:B(反転)】が優勢となっています。
■期間:10年間
■時間足:1分足
■モード:【Case:B(反転)】
【通貨ペア①】
他の主要通貨ペアでもテストを行いました。
【通貨ペア②】
「二重天井・二重底」を利用してトレードを行う場合、【Case:A(トレンド)】だけそ知っていれば以前までは勝てたようですが、最近では【Case:B(反転)】のことも意識して行く必要がありそうです。
【通貨ペア③】
そもそも、定説とは同じことが続くとできるものです。それは、ある日突然生まれるのではなく、長い間、同じやり方で勝てているからそれが定説(手法)となるのです。
【通貨ペア④】
【通貨ペア⑤】
もちろん【Case:A(トレンド)】で勝てる場合もあるし、負けてしまう場合もあります。
同じように【Case:B(反転)】ねらいでも勝てたり、負けたりは当然あります。そこでどうするかがポイントですが、次回はまた【Case:B(反転)】のテスト結果をいくつかご紹介しながら解説していきます。
『二刀流』
次回は今回使用した【Case:B(反転)】用のテスターEAも無O配布します!
あと、もし私たちが開発したEAもありますので、こちらもご利用いただけたら嬉しいです! -画像をclick!-
CHFJPY -M15- |
EURUSD -M5- |
GBPCHF -M15- |
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よろしいですか?