【第06回】RCI x 3本「二重天井・二重底」って、どうなの?(全15回)
お願い! 初めてこの連載記事をご覧になっている方は、ぜひ「第1回」からご覧ください! 前半にもとても大切なことを載せていますし、この解説に出てくるインジケータやサインツール、テスターEAの無料配布なども行っております! |
RCI「二重天井・二重底」
その他の通貨ペア×時間足
こんにちは!
Trezoの開発チームです!
前回はいよいよテスターEAを使って検証を行いました。
「Buyポジションの決済は、Sellポジションの取得時」、「Sellポジションの決済は、Buyポジションの取得時」と、反対方向の取得サインまでポジションを持ち続けるといった実践ではあまりやらない決済方法かもしれませんが、有効性を知る方法の一つだということをお分かりいただけたと思います。
まずは「EURJPY」×「1分足」で、「DeMarker」や「トレーリングストップ」など他のいくつかの決済方法も行ってきました。
そして「1ポジションのみ」の場合と、取得サインが出たらすべて取得する「複数ポジション」の場合も試してみました。
今回もまた新しいことをお見せしたいと思います。また興味深いことがいくつかでてきますので、楽しみにしながら進めていきましょう!
そこで今回は、他の通貨ペア、時間足でもテストを行ってみたいと思います。
今回も【Case:A(トレンド)】vs【Case:B(反転)】がキーになってきます。
もし【Case:A(トレンド)】と【Case:B(反転)】のワードを忘れてしまった方、またはこれについての説明をまだ見ていない方、「第4回」をご覧ください!
いくつかの決済方法を試してみたところ、
次の2つは早い段階であまり有効的はないと判断したため、テストの範囲から除外しました。
①RCI短基線による決済
:Buyポジション:長期線と中期線がある80%以上で決済
:Sellポジション:長期線と中期線がある-80%以下で決済
※勝ちパターンの場合ではポジション取得後、バー4本から7本くらいで短基線が80%に到達してしまい、利益幅が少なすぎました。それに対し、負けパターンの【Case:B(反転)】では、その数倍マイナスが大きくなることがあります。
以上のことから「リスク」対「効果」が見合っていませんでしたので、途中で検証の対象から外しました。
②DeMarkerによる決済
この場合も前の①と同じです。「リスク」対「効果」が見合っていませんでしたので、途中で検証の対象から外しました。
テスターEAには、そのまま機能が残っていますので、もしかすると設定値を変えれば有効な決済方法になるかもしれませんので、興味がある方はお試しください。
それではデフォルトでのテスト結果と、パラメータを変更した成功例を比較しながらいくつかご紹介していきます。
(あることをしたら、プラスに好転しました!)
【デフォルト】
■1年間
■通貨ペア:GBPUSD ■時間足:1分
■最大ポジション数:1
■RCI取得ライン:長期線80%, 中期線80%, 短期線-80%(規定値)
■決済条件:反対ポジション取得時
■決済オプション:DeMarkerなし、トレーリングストップなし
【カスタム】
変更点
■最大ポジション数:999(上限なし)
■RCI取得ライン:長期線80%, 中期線60%, 短期線-90%
この例はパラメータを変更した例です。
わずかな調整だけで今の相場に合わせられることはよくあります。
次は「EURJPY」です。
利用されている方も多い通貨ペアではないでしょうか。
傾向が読みやす通貨と言われる方も多いですよね。
結果はこのようになりました。
【デフォルト】
■1年間
■通貨ペア:EURJPY ■時間足:1分
■最大ポジション数:1
■RCI取得ライン:長期線80%, 中期線80%, 短期線-80%(規定値)
■決済条件:反対ポジション取得時
■決済オプション:DeMarkerなし、トレーリングストップなし
【カスタム】
変更点
■最大ポジション数:999(上限なし)
■決済オプション:トレーリングストップ "あり!"
■戦略モード:【Case:B(反転)】
【Case:B(反転)】って、、
とつぜん、すみません!
このようなこともできるようになります。
次回はこの辺も解説していきます!
参考までに、、
「AUDUSD」のデフォルトはこのようになりました。
1年の間、ほぼきれいな右下がり!
これって、なんだかチャンスの予感がしませんか!
こちらも次回のお楽しみです!
【重要!】
裁量トレード向けのトレード手法では、期間は「1カ月」、「3カ月」、長くても「6カ月」、そして取引回数は「100回以上」で良好な結果が出れば採用しても良いと判断しています。
今回の企画はEAの開発ではありませんので、過去10年、さらに20年も通用する条件を見つける必要はありません。おそらく超長期で爆発的に勝ち続けられるものは万に一つもないでしょうし、今回は手元で細かく判断や操作できる裁量トレードですので、その時に効率よく利益をとれるペア足、手法、設定値などを採用していけば良いのです。
そして、相場の流れがかわったり、必要応じて検証を行ったときに、より良い条件が見つかればそちらにスイッチしていきます。これを繰り返していくことにより、市場の変化にも対応し、常に効率的なトレードを行うことができるのです。また、このように根拠を持ってやっているとご自身のトレードに自信が持てるようになります。
どなたでも簡単にこのような事ができるようになりますので、あと数回お付き合いください!
こちらもよろしくお願いします!
EURJPY -M15- |
CHFJPY -M15- |
AUDJPY -M5- |
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よろしいですか?