ドル円(月足)『リーマンショック1年前』と『現在』の下落の形
リーマンショック1年前からの下落の形と現在の形が似ており、どのように似ているかをドル円(月足)チャートを用いて説明します。
下のチャートは、6/7週末時点のドル円(月足)チャートです。
(黒縦線より左側がリーマンショック下落相場で、右側がアベノミクス上昇相場→トランプver.1もみ合い相場→バイデン上昇相場→トランプver.2下落相場!?となっています。詳細は見ずにざっくりとしたイメージを掴む程度で眺めていただけたらと思います。
上のチャートを分解して順に説明します。
下のチャートは、ドル円(月足)のリーマンショック下落相場の部分ですが、リーマンショックの約1年前の緑縦線の月が現在の6月と同じ場面だと考えています。チャート下にこの下落部分の値動きを順を追って解説します。
<リーマンショック一年前からの上昇ABCD→下降ABCDの下落>
●青①20SMAの上昇ABCD完成!!
(下向きの20SMAでローソク足の頭を押さえて最大限下落した地点がA地点、20SMAを上抜きオーバーシュート後(B地点)、上向きに転じた20SMAでサポートし(C地点)、高値更新(D地点))
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●上昇ABCDのD地点が下降ABCDのA地点となる形で下落開始し、20SMAと上昇トレンドライン(青①)を下抜け
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●2007/10末に上昇トレンドラインへリターンムーブ&サポレジ転換の陽線を形成
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●2007/11/1~11/30にローソク足陰線で下落(緑縦線の月)
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●その後、短期5SMA下をキープして下降ABCDのABで下落後、2008/5に短期5SMAを上抜け
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●2008/9にリーマンショックの地点が下降ABCDのC地点になっていて、CDで20SMA下をキープし続けて2011/10まで下落(FE=CD/AB=124.4%、FR=BC/AB=52.6%)
次に、アベノミクス相場~現在までのチャートを見てみます
<現在のダブル上昇ABCD→ダブル下降ABCDの下落!?>
●リーマンショックのときとは規模が異なり、規模が2段階大きくなっていて、緑③100SMAの上昇ABCDと、青①20SMAの上昇ABCDがダブルで完成!!して、緑③上昇ABCDはFE=124.8%まで上昇しました。
(下向きの緑③100SMAでローソク足の頭を押さえて最大限下落した地点が緑③A地点、100SMAを上抜きオーバーシュート後(B地点)、上向きに転じた100SMAでサポートし(C地点)、高値更新(D地点)。青①20SMAも同様)
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●上昇ABCDのD地点が下降ABCDのA地点となる形で下落開始し、20SMAと上昇トレンドライン(青①)を下抜け
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●2025/5末に上昇トレンドラインへリターンムーブ&サポレジ転換の陽線を形成
(上昇トレンドライン(青①)へは上ヒゲ部分でタッチ、上昇トレンドライン(緑③)へはローソク足実体を当てる形)
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●2025/6/1~6/30(緑縦線)の期間にローソク足陰線で下落する値動きを想定しています
(先週の週足を陰線にする可能性もありましたが、陰線とならずに週足は陽線となっており、6/30までのどこの週で週足陰線で下落するかを下位足のABCDを分析してタイミングを合わせてトレードする予定です。6/9~14、6/16~21、6/23~28、6/30~7/5のどれになるだろう?)
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●どちらにしても、月足短期5SMA下をキープして青①下降ABCDのABで何処まで下落出来るかがポイントになると考えています。
(最短で50SMAを下抜けずに5SMAを上抜けするパターンも考えられますが、個人的には月足5SMAを上抜けずに下落する値動きをメインに狙う予定です。波の大きさとしては週足20SMAや日足100SMAの逆V字反転に対応するので、それ以下の大きさの波での下落が何処まで出来るかがポイントになると考えています。出来れば月足200SMAや400SMAを下抜くと1ドル270円からの一段階ずつ大きな波にしての下落が継続する可能性がたかく、保有している円の価値も上がるので日本人の多くが喜ぶのでは?と考えています。)
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●月足200SMAを下抜けた後に、月足5SMAを上抜けると、青①BCが始まり20SMAで逆V字反転すると、その値動きが緑③ABに対応となり、20SMAを上抜けると、緑③BCが始まり、100SMAで逆V字反転して安値を更新すると、緑③下降ABCDが完成してほぼ終了になると考えています。
よろしいですか?