ドル円(週足)チャート分析(様々な押し目買いトレーダーの状況と今後の分析)[2025/6/2時点]
現在(2025/6/2)時点のドル円(週足)チャートを使い、様々な移動平均線を使って押し目買い(buy)したトレーダーから現在のチャートがどのように見え、それぞれどのように考えているか?を分析し順に解説したいと思います。
5/末の月足~1分足が同時に確定したタイミングがかなり重要なポイントでの確定だったため、6/1以降のドル円の値動きの参考例として、今回記事を初投稿してみました。
下に示すドル円(週足)チャートは複雑なので、何となくで良いので見て欲しいのですが、様々なトレーダーが様々な移動平均線を使って押し目買い(≒buy(1B~4B))をして、利益確定(≒対応する色の人物イラストが描画されている地点より上ゾーンで利確)している様子を確認出来ます。
(なんとなく、さまざまな人物が利益確定ゾーンに入ってヤッターと喜んでいる様子を確認出来ると思います。様々なトレーダーのかなりの買いポジションが積み上がっているイメージ)
同じ場面を小中大の移動平均線毎に分解して見てみます。
<青①20SMAを使うトレーダー目線>
20SMAを使うトレーダー(例:青島君)の目線で考えてみると、
●下向きだった移動平均線をローソク足が上抜き上昇後、上向きに転じた20SMA(←今回は上向きに転じる前ですが)付近でbuy(1B)で買いポジションを作り
●上昇トレンドを形成した点線の利確ゾーン付近で利益確定したことが想定されます
●もし青島君しかドル円相場にいないと考えると、青島君が利益確定するとbuy(1B)の地点まで戻ります。
●そして、証拠金が青島君に戻ってくるため、ポジポジ病の青島君は何処かでエントリーしたくなります
●今回は下向きに転じた20SMA付近にローソク足がタッチする手前付近で青島君がsell(1S)したことが想定されます。
●もしbuy(1B)と同じ証拠金サイズでsell(1S)したのであれば押し上げた値幅と同じ値幅(=水色Boxの下辺=1B200%地点≒148.64)下落可能で、buy(1B)の利益確定で証拠金サイズが増えていた場合はさらに下落可能だと考えられます。
(実際には青島君だけがトレードしている訳ではなく、ドル円の週足20SMAや日足100SMAや月足5SMAなどを使って押し目買いする様々なトレーダーや実需(海外旅行や貿易などの買い切り)や他のやり方のトレーダーの影響があるのでこんなに単純ではないと思いますが、これが基本的な値動きのイメージ例と考えます)
●ちなみに、ドル円(週足)の20SMA下逆V字反転は、月足の-1σや短期MA下での陽線→陰線+αに対応するため、月足陽線(5月)→月足陰線(6月)で、~6/30+αの期間に週足が20SMA下で逆V字反転で安値更新して下落する値動きを想定しています。
<赤②50SMAを使うトレーダー目線>
次に、50SMAを使うトレーダー(例:赤星さん)の目線で考えてみると、
●下向きだった移動平均線をローソク足が上抜き上昇後、上向きに転じた50SMA付近でbuy(2B)で買いポジションを作り
●上昇トレンドを形成した点線の利確ゾーン付近で利益確定したことが想定されます
●もし赤星さんしかドル円相場にいないと考えると、赤星さんが利益確定するとbuy(2B)の地点まで戻ります。
●そして、証拠金が赤星さんに戻ってくるため、ポジポジ病の赤星さんは何処かでエントリーしたくなります
●下向きに転じた50SMAが右側に迫ってきており、タッチする付近でどのような行動をするかに注目中です
●青島君と同じ事をするなら、2B200%地点≒118.547付近+αまで下落する可能性もあると考えています。
<緑③100SMAを使うトレーダー目線>
次に、100SMAを使うトレーダー(例:緑川さん)の目線で考えてみると、
●下向きだった移動平均線をローソク足が上抜き上昇後、上向きに転じた100SMA付近でbuy(3B)で買いポジションを作り
●上昇トレンドを形成した点線の利確ゾーン付近で利益確定したことが想定されます
●もし緑川さんしかドル円相場にいないと考えると、緑川さんが利益確定するとbuy(3B)の地点まで戻ります。でも、まだbuy(3B)のところまで戻っていないことを考えると100SMAをローソク足実体が下抜けして100SMAへ上ヒゲも出していますが、ここが押し目となり再度利益確定ゾーンに戻る可能性もあると考えているのかもしれません。でも100SMAが下向きに転じてローソク足の頭を押さえてくると諦めて利益確定してbuy(3B)まで戻るかも知れません。
●そして、証拠金が緑川さんに戻ってくると、ポジポジ病の緑川さんは何処かでエントリーしたくなります
●下向きに転じた100SMAにタッチする付近でどのような行動をするかに注目中です
●青島君や赤星さんと同じ事をするなら、3B200%地点≒92.485付近+αまで下落する可能性もあると考えています。
<黒④200SMAを使うトレーダー目線>
次に、200SMAを使うトレーダー(例:黒田さん)の目線で考えてみると、
●下向きだった移動平均線をローソク足が上抜き上昇後、上向きに転じた200SMA付近でbuy(4B)で買いポジションを作り
●上昇トレンドを形成した点線の利確ゾーン付近で利益確定したことが想定されます
●もし黒田さんしかドル円相場にいないと考えると、黒田さんが利益確定するとbuy(4B)の地点まで戻ります。でも、ローソク足が200SMAの上ゾーンをキープしており、上向きの200SMA付近にローソク足が落ちてきたときに、そこを押し目と考えて押し目買いする可能性もあります。しかし、既に利益確定ゾーンと建つ済みであり、周りの状況を考えて押し目買いをせずに200SMAを下抜けしてbuy(4B)まで下落する可能性もあります。
●そして、証拠金が黒田さんに戻ってくると、何年も新しいポジションを作っていなかった黒田さんは何処かでエントリーしたくなります
●下落した場合、下向きに転じた200SMAにタッチする付近でどのような行動をするかに注目したいです
●青島君や赤星さんや緑川さんと同じ事をするなら、4B200%地点≒35.841付近+αまで下落する可能性もあると考えています。
(ドル円は1ドル270円付近から1段階ずつ波を大きくしながら下落継続中であり、161.947高値がN波動で作った高値であるため戻り目となって、1ドル270円台から1段階ずつ波を大きくしながらの下落の規則通りにそのまま一段階大きな波で綺麗に下落する可能性もありそうです。間近に迫った週足200SMA付近でどのような値動きをするかが一つ目の今後の値動きを決めるポイントになりそうです。)
<上記の4人のトレーダー混合目線>
次に、上記の4人のトレーダーの混合目線のチャートです。
上の4つのチャートを重ね合わせて、ついでに10~200SMAの線も10SMA刻みで描画してものです。
●個人的な感覚では、200SMA付近でどのような値動きをするか?
(押し目となり上昇するパターン、一旦上昇してから高値を切り下げて下落するパターン、このままストーンと下抜けするパターンなど)
●もし、下に落ちた場合は、400SMA付近が押し目となり上昇するのか?それとも下抜けして1ドル270円台からの一段階ずつ波を大きくしながらの下落が継続するのか?に注目予定です。
(万が一、そのような値動きになる場合でも400SMAまで下落するにはかなりの時間がかかるためまだ考えなくても良いとは思いますが・・・)
Is it OK?