仮想通貨相場分析【5月27日】
暗号通貨
ビットコインは先週11万ドルを突破し、ドル建てで歴代最高価格を記録しました。
つい4月には72000ドルまで下落しており、低迷相場が続くのではという雰囲気の中、早くも5月末に最高価格を記録するという驚きの展開となっています。
今の段階でビットコインは最高価格を維持し、他のコインと比べてもかなりパフォーマンスを維持している状況といえます。
現在BTC は 11 万ドルをわずかに下回る水準にとどまっているものの、他の主要な暗号通貨やアルトコインは昨日以来新たな強さを見せています。
特に、 ETHは再び2,600ドルの水準を突破し、本日2,565ドルから2,636ドルへと2.8%上昇しました。イーサリアム関係の上昇が目立ってきています。
本日も11万ドルを一時的に記録したのですが、その理由としては
仮想通貨市場は、米国とEUの貿易協定に対する楽観的な見通しと、トランプ大統領のメディア企業が仮想通貨購入のために30億ドルを調達する計画があるとの報道を受けて、不安定な週末を経て月曜日に小幅な上昇となったということが挙げられます。
最近の相場ではモネロ(XMR)はzcashなど2017年に注目されたコインの上昇が大きいイメージです。ハッカーが盗んだ資金をモネロに変換してモネロの価格が上昇したというのは少し前にニュースとなっていますが、そこからも継続して価格が上がっているようです。
◯ステーブルコインの普及
JPモルガン、バンカメ、シティ、ウェルズ・ファーゴなど米大手銀行が共同でステーブルコイン事業を検討中という大きなニュースがきました。
これで米ドルの覇権の巻き返しに図るのではないでしょうか。
◯日本はギリシャより悪い
世界で最もリスクの低い資産クラスが東京で話題になっている。
日本の石破茂首相が自国の財政状況をギリシャと比較すると、市場は近年で最も弱い国債入札の一つで反応した。
それは米国の投資家にとって懸念すべきことだ。
日本銀行は数十年にわたり国債利回りの抑制に努めてきたが、先週行われた20年国債入札の失敗は、金融緩和時代の終焉を示唆している。
・日本の30年国債利回りは3%を超え、1999年以来の高水準に達した。
・日本の40年国債利回りは過去最高の3.6%に達した。
国債需要の低下は、財政安定性への懸念の高まりに起因しています。これは、国内投資家と中央銀行が国債の80%以上を保有する日本のような国では特に悪い兆候です
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このように海外のニュースでの日本の経済の悪化について報じられています。
このまま金利上昇が続けば、投資家が抱える国債の評価損が膨らみ、売りが売りを呼ぶ悪循環に陥る可能性があります。リスク資産に一部資金が移っていくのではないでしょうか。
◯イーサリアムの決済対応について
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は25日、イーサリアムが中央集権型デジタル決済システムが危機を迎える際に代替として役割を果たせる可能性に言及
北欧諸国は、キャッシュレス社会の中央集権的な仕組みがあまりにも脆弱であるため、その構想を後退させている。現金はバックアップとして必要不可欠であることが判明している
イーサリアムは、こうしたバックアップとしての役割を信頼性を持って果たすために、十分な回復力とプライバシーを備えている必要があるーコインポスト
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普及が進んできているステーブルコインについては、イーサリアムチェーンでの取引が主流になると言われています。
そのためイーサリアムは特にこのようなプライバシーに力を入れているのではないかと感じています。ステーブルコインが普及するにようになるとイーサリアムについても今のビットコインのようにさらに注目を集めていくのではないかと感じています。
イーサリアムが今後メインで取り入れる技術については、L2のzksyncが先行して行っていますが、あまり通貨のZKについてのパフォーマンスはパッとはしません。
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(本記事は2016年から配信をしております)
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